ロボット時計TOKIMAの電池を交換して動かしてみる

最近は記事「アール・デコな時計の復刻版で満足していたはずが、やっぱり機械時計に興味惹かれるなあ」「クリスマスイヴに届いた機械式時計 かなり贅沢な気分に浸れる大人のおもちゃ」に書いたように時計に凝り、時計や自動人形が出てくる映画『ヒューゴの不思議な発明』を見たりして、部屋に置いてあったロボット時計を動かしてみようと思った。飾ってあって、存在を忘れていたわけではないが、電池切れで長い間そのままになっていた。

TOKIMAにはオリジナル、復刻版それぞれに種類や色がいくつかあり、私が持っているのは1998年復刻版のスチームヘッドのシルバーだ。昔からこういうデザイン、こういう色が好きだったのだ。

当時は今ほどスチームパンクは一般的ではなかったような気がする。スチームヘッドのスチームは蒸気機関車を模したデザインだからだそうだ。知らなかった。

腕時計にもなるが、私は独立したロボットの状態が好きだ。

TOKIMA スチームヘッド 変形前

TOKIMA スチームヘッド 変形中

TOKIMA スチームヘッド

結構昔のものなので記憶がおぼろで、どのネジを外せばいいのか分からなかった。ネットで調べれば分かるだろうと思ったが、電池交換したとか、ダミーのネジが多くて分かりづらいという記事はあるが、どこが正解なのかは書かれていない。何度か挑戦して見つけた。下の写真のところだ。分かってしまえば、たしかそうだったような気がする。腕を出した状態でなければドライバーが入らない。そして背面の小さい穴を通る細いドライバーでなければ開けることができない。

TOKIMA スチームヘッド 電池交換用ネジの位置

開けると親切に電池はCR2032であると刻印されている。100円ショップで売っている。中にもネジがあり、眼鏡に使うような小さなドライバーが必要だ。電池を交換すると、正常に作動した。だが、操作方法なんてすっかり忘れた。私は説明書は捨てないはずだと思い、探してみたところ、なんと出てきた。さすが、私は物持ちがいいなあ。

TOKIMAのボディの左右に2つづつ、計4つのボタンがある。左上がAボタン、左下がリセットボタン、右上がBボタン、右下がCボタンだ。ざっくり云うとAが決定ボタン、Bが進むボタン、Cが戻るボタンだ。時刻は12時間表示か24時間表示か選択できる。ストップウォッチモードもある。

Cボタンを押すとバックライトが点灯する。

TOKIMA スチームヘッド バックライト

画面に文字がスクロールしてきて、TOKIMAが意志を持ったかのように話しかけてくるワードトーク機能がある。季節に関することや、今日は何の日か、その他どうでもいいようなくだらないメッセージもある。自分の名前と誕生日を入力すると、名前を呼びかけてきたり、誕生日のメッセージが流れたりする。こんなの説明書を読まなければ入力できなかっただろう。

メッセージは800種類。使ってみた実感として、AIなどなくランダムに文字が流れてくるだけなのに何故か親近感が湧くのだ。

ちょっと違うコンセプトで2014年にも復刻されていたんだ。欲しいー! 来月落札しようか迷っていたアンティーク腕時計を止めれば買えるな。

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