クリスマスイヴに届いた機械式時計 かなり贅沢な気分に浸れる大人のおもちゃ

エルジン トノー スモセコ

クリスマスイヴに届いたね、機械式時計。これは素晴らしい自分へのプレゼントだ。もっとボロいかと思ったが、予想に反し、実に美しい時計だ。おそらく1940年代から50年代のものだろう。今はブランド名が残っているのみだが昔は高級だったというアメリカのメーカー、ELGIN(エルジン)のもので、”ELGIN”の文字の下に★が付いていてかわいい。数字の印象はかわいいというよりは躍動感があり、ゴールドで綺麗だ。

説明のページに動作品とは書かれていたが、どのくらいズレるかは書かれていなかった。全然合わない可能性もあったが、安めだったし、その辺は想定内だ。あまりにも使えなかったらオーバーホールしなければならないだろう。

デザイン的には下のものとあまり変わらないはずだが、落札したものはひょろ長く感じない縦横比、数字の配置とデザイン、上すぎず下すぎないスモセコの位置、金ピカすぎない落ち着いた光沢と、パッと見て調和がとれているように感じたのだ。

初の機械式でネジをどのくらい巻けばよいのかも分からず、おっかなびっくり巻いてみると、秒針がなめらかに動き、チクタク音がし、ゾクゾクした。やっぱり電気を使わずに動いているというのは愛着が湧く。小さなロボットみたいなものだ。今は人間よりも時計が欲しい。かなり贅沢な気分に浸れる大人のおもちゃだね。

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最近はアール・デコ調に凝っているが、基本的には白い文字盤に黒のアラビア数字が好きで、以前、シチズンの国鉄時計、ホーマーが欲しくて色々見ていたときに読み、心に残っていた文。
機械式時計に見る現代の幻想と現実をめぐる話

《追記》
この時計は18時間くらいは狂わずに調子よく動き、実用できるくらいだ。こんなに綺麗できちんと作動するものが安く手に入り、それほど古いものではないだろうと思い、おそらく1940年代から50年代のものだろうと書いた。だが、画像検索して”ELGIN”の文字の下に★のものや数字の字体が同じものを見てみると、もしかすると1930年代ものかもしれない。これは嬉しい。私の持っているシンプルなデザインのケースは美しい。針の形は下の画像の方がいいな。

30s-elgin-front(引用元:Art Deco Elgin Star Dial (1935)

s-l400(引用元:RESTORED Vintage 1930 ELGIN Star Enameled 17j Very Rare Mens 10k Gold f. Watch

(2018年1月2日)

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