宝塚歌劇月組『グレート・ギャツビー』2022年 ブルーレイで観賞

グレート・ギャツビー 宝塚

2008年の宝塚歌劇月組『グレート・ギャツビー』が大好きなんだよね。2022年の再演は観たかったが、カメラに金を遣いすぎなので観に行くことはなく、ブルーレイを買った。

悪くない、というよりむしろかなりいい、だがしかし2008年版が凄すぎて、期待を超えるほどではなかった。2008年版のギャツビーの方が思い込みが激しそうで哀愁と狂気があって私は好みだ。

やっぱり2008年版の「神は見ている」は神がかっている。生で観てはいないが、映像だけでも圧倒される。これぞミュージカルというような壮大な歌で、何度見ても飽きない。2022年版はここの歌が減っているんだよね。幻想シーンで後ろからデイジーが走ってきてギャツビーと歌い踊る、涙なしでは見られないシーンがあるのだがカット。がっかりだわ。

私は2008年版への思い入れが強すぎて2022年版はあっさり軽めに感じたが、2022年版も歌は増えているのだよな。意外と悪くないのかもしれない。また見てみよう。

《追記》

改めて2022年版を見てみた。歌や芝居のテンポが速くなっていて、ササーッとストーリーを説明されている感じがする。じっくり重厚感があって芝居の間がいいのは2008年版だ。本文にも書いた「神は見ている」はギャツビーの畳みかけるような迫力あるパートが二つに分かれていること、デイジーとマートルのパートがないことは改悪だ。最後の少年ギャッツビーが日記を読んでいるところへ大人のギャツビーが現れるシーンも2008年版の方がいい。2008年版キャストは全員が上手いというわけではないのだが、何か強いエネルギーがある。

そうは云っても2022年版もいいね。キャストも衣裳もセットも実に美しい。ギャツビーとデイジーの性交を匂わせる、こんなエロティックなシーンあったけ?と思って確認したところ2008年版にはない。ギャツビー役の月城かなとはちょっとニコニコしすぎ、歌や歩き方に余裕ある感じではないのだが、静かに話しているときの声がすごくいい。結論、2008年版も2022年版もどっちもいい! やっぱり好きだね『グレート・ギャツビー』
(2023年7月23日)

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