「 19世紀末 」一覧

『さかしま』のユイスマンスの理想はボヘミアンになることだった

『さかしま』のユイスマンスの理想はボヘミアンになることだった

『超読書体験』(コリン・ウィルソン 学研M文庫)に『さかしま』(ユイスマンス 1884)についての章があり、ユイスマンスが今なお少数の熱心なファンに支持される「カルト的な人...

記事を読む

ドッペルゲンガー 実行不可能なことをもう一人の自分が果たすという解釈

ドッペルゲンガー 実行不可能なことをもう一人の自分が果たすという解釈

『血のアラベスク 吸血鬼読本』(須永朝彦)は吸血鬼伝承、ドラキュラのモデルであるワラキア公国のヴラッド大公などの歴史、文芸、映画、舞台化された吸血鬼について書かれた本だが、...

記事を読む

『屍者の帝国』(伊藤計劃×円城塔) 現代の小説はほとんど読まない私もこれは気になっていた

『屍者の帝国』(伊藤計劃×円城塔) 現代の小説はほとんど読まない私もこれは気になっていた

『屍者の帝国』(伊藤計劃×円城塔)は以前から気になってはいたが、文庫化されていたので買ってきた。アニメ化されるそうで山積みになっていた。私は現代の小説はほとんど読まないが、フランケ...

記事を読む

ギュスターヴ・ドレが描くロンドン ヴィクトリア朝時代の明暗

ギュスターヴ・ドレが描くロンドン ヴィクトリア朝時代の明暗

『聖書』、『神曲』、『失楽園』等の挿絵で有名になっていた19世紀フランスの画家・版画家ギュスーヴ・ドレは、挿絵画家と呼ばれることに不満を感じていた。そこでイギリスのジャーナ...

記事を読む

「アーサー・サヴィル卿の犯罪」 オスカー・ワイルド 手相占いを本気で信じてしまって殺人者に

「アーサー・サヴィル卿の犯罪」 オスカー・ワイルド 手相占いを本気で信じてしまって殺人者に

怨恨から殺人を犯す話はよくある。殺人者が罰を受ける話、改心する話も普通すぎる。殺人のおかげで幸せな結婚ができたという珍妙な話が「アーサー・サヴィル卿の犯罪 ー義務の研究ー」...

記事を読む

「謎のないスフィンクス」 オスカー・ワイルド 秘密が肝心

「謎のないスフィンクス」 オスカー・ワイルド 秘密が肝心

オスカー・ワイルドの小説を読んだり、ワイルド原作の映画を見たりしていると、秘密が重要であることに気づく。男二人いれば、秘密を持った真面目な男とお気楽者というパターンがある。...

記事を読む

『ドリアン・グレイ』(2009) ワイルドの原作に忠実な雰囲気と大胆な改変

『ドリアン・グレイ』(2009) ワイルドの原作に忠実な雰囲気と大胆な改変

『ドリアン・グレイ』(オリヴァー・パーカー監督 2009)は日本では劇場公開されなかったので、もっと安っぽい映画かと思っていたが、かなりよかった。衣裳もセットも小道具も映像も格...

記事を読む

パン(牧羊神、半獣神)の美術館

パン(牧羊神、半獣神)の美術館

パンについて調べるとかなり古くからの歴史があり、バッカスの従者サテュロスとともにファウヌスと同一視されたりしていて単純ではないが、淫欲の象徴である点は大抵の本に書いてある。体の一部...

記事を読む

「パンの大神」 アーサー・マッケン 男を破滅させる謎の女の正体は

「パンの大神」 アーサー・マッケン 男を破滅させる謎の女の正体は

短篇を色々読もうと思っていたが、アーサー・マッケンの「パンの大神」(1894)で引っかかった。登場人物や視点が交錯していて一度読んだだけでは把握しきれず、すぐにメモをとりな...

記事を読む

『神々の黄昏』 エレミール・ブールジュ きまぐれゴーマン大公一族の華麗なる没落

『神々の黄昏』 エレミール・ブールジュ きまぐれゴーマン大公一族の華麗なる没落

『神々の黄昏』(エレミール・ブールジュ 1884)はワーグナーのオペラを踏まえたタイトルや表紙の黄金の馬車の写真から重厚な作品かと思いきや、読み始めたら次から次へと事件が起...

記事を読む