『屍者の帝国』(伊藤計劃×円城塔) 現代の小説はほとんど読まない私もこれは気になっていた

『屍者の帝国』伊藤計劃×円城塔)は以前から気になってはいたが、文庫化されていたので買ってきた。アニメ化されるそうで山積みになっていた。私は現代の小説はほとんど読まないが、フランケンシュタインや吸血鬼に関してははちょっとうるさい。最近の記事も19世紀末についてが多いし、文庫版あとがきにある発想の源として挙げられている『ドラキュラ紀元』(キム・ニューマン)、『ディファレンス・エンジン』ウィリアム・ギブスンブルース・スターリング)は持っている。過去の記事にメスメリズム、『未来のイヴ』について書いたこともある。こういう世界は好物だ、というよりむしろこういう世界を作り出したい。

ディファレンス・エンジン ドラキュラ紀元

まだプロローグしか読んでいないので感想は書けない。英国、間諜、Mと来れば007を連想するが、これはマイクロフトだったのか、などと気付くのは面白いことだ。

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