「 19世紀末 」一覧
『「驚異」の楽園 フランス世紀末文学の一断面』 私はこういうのが好きなのだった
ここ数年、主に腕時計、後にカメラの大物欲時代が続き、読書、映画鑑賞の時間がかなり減っていた。これはあんまりよくない傾向だね。今年はもっと文化的なものに力を入れていくことにし...
積ん読ならぬ隙間に詰め込ん読
本が増えてくると「この本持ってたような気がするんだけどなー、どうだったかなー」と迷ってダブッて買ってしまうことがある。今回もそれをやってしまいそうになった。 『未来のイヴ』(...
シャルル・バルバラはヴィリエ・ド・リラダンに影響を与え、ユイスマンスの愛読書のモデル
先月買った『未来のイヴ』(ヴィリエ・ド・リラダン 高野優 訳 光文社古典新訳文庫)はもうすぐ読み終わりそうだ。巻末の既刊紹介のページにある『赤い橋の殺人』(バルバラ 亀谷乃...
ヴィリエ・ド・リラダンがベルギーへの講演旅行を計画し、ジョルジュ・ローデンバックと協議
『未来のイヴ』(ヴィリエ・ド・リラダン 高野優 訳 光文社古典新訳文庫)の年譜に下記の記載を見つけ、おっと思った。 1886年11月 ベルギーへの講演旅行を計画し、ジョ...
『未来のイヴ』以外のアンドロイドSFの祖
新潮文庫の『海底二万里』(ジュール・ヴェルヌ)の帯に「スチームパンクの祖」と書かれていることについて、記事「『海底二万里』 ジュール・ヴェルヌ」に「すべて電気仕掛けと書いて...
古典新訳文庫の『未来のイヴ』本当に出たんだ 何年も前に光文社にリクエストしたことあるんだよ
うわー、これ本当に出たんだ。何年も前に光文社にリクエストしたことあるんだよ。貴社で多数翻訳されている南條竹則氏は『未來のイヴ』についての本『虚空の花』も出しているので、どう...
フェルディナント・フォン・レズニチェク 1900年前後ミュンヘンの風俗画家 映画『たそがれの維納(ウィーン)』に出てくる絵
『たそがれの維納(ウィーン)』(ヴィリ・フォルスト監督 1934)にアドルフ・ヴォールブリュック(アントン・ウォルブルック)演ずるデカダンな画家が出てくる。仮面とマフのみしか身に付...
『恋愛三昧』マックス・オフュルス監督(1933)を見たくて、まずリメイク『恋ひとすじに』(1958)を見てシュニッツレルの原作も読んで
『恋愛三昧』(マックス・オフュルス監督 1933)は日本でソフト化されていないが、本や雑誌やDVDのブックレットに記載を見かける。夜想8「亡命者たちのハリウッド」収録の「オフュルス...
『ドリアン・グレイの肖像』(1945)
新年一発目の映画鑑賞は何にしようか決めていなかったが、先ほど記事「フランスの画家が描いたドリアン・グレイの肖像」を書いたので、『ドリアン・グレイの肖像』(アルバート・リュー...
フランスの画家が描いたドリアン・グレイの肖像
戌年だから犬の絵が多くツイートされているのを見て、思い出して昔の記事「犬猫姉妹」を復刻した。この絵について調べていて、たまたま見かけてかっこよいと思った絵がある。フランスの画家ジャ...