高くていい傘は探せばあるだろうけど、ある程度の値段でデザインがよいのはINCE UMBRELLAS インスアンブレラだね。手元はいい色だ。生地はみっしり詰まっている感じで重みがある。玉留め(露先をまとめる金具)は日本の傘のようにペコペコ動かず、きちんとずらすことができる。
INCE UMBRELLASは1805年創業のイギリス最古の傘屋で、”Handmade in England”なのだ。オーソドックスに黒でもよかったが、黒い傘は持っているので、ちょっと変えてネイビーにしてみた。生地を留める部分のボタンは真珠母というところがいいねー。やはりマジックテープじゃない方がいい。
現代日本の紳士傘の「大きいことはいいことだ」、「大は小を兼ねる」と云わんばかりの野暮ったい長さとは違い、全長90cmという、まさに理想的な長さだ。記事「神田の傘やの日本製で細身で手開きで骨10本の傘」に書いた傘もよい傘で気に入っていたが、ひとまわり小さい。これで信号待ちのときも写真家アドルフ・ド・メイヤーによるエティエンヌ・ド・ボーモン伯爵の肖像のように、すっきりと立つことができるな。
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色々なところで売られているが、ヤフオクで他に入札者がいなければ少し安い。
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