『不思議の国のアリス』のサイレント映画のDVDがある。クラシック映画は好きだし、色々なクリーチャーが出てくるというので面白そうだとは思ったが、予想以上にすごかった。1915年版(52分)は目や口が動く着ぐるみが出てくる、のんびりした映画だ。1903年版(8分)は1915年版で省略されていた気ちがいティー・パーティーが描かれているのと、トランプの人が小さいのが面白い。
関連記事
体型に合ったコートのサイズは
年も明けて、今更コートを買う話でもないだろうと思ったが、冬物が安くなってきているので、これから買う人もいるかもしれない。私が過去の記事「コートを買ってボタン付け替えて」に書...
流行っていた『ラ・ラ・ランド』を今さら見てみた
『ラ・ラ・ランド』(デイミアン・チャゼル監督 2016)は流行っていたし、私はミュージカル好きなので興味はあったが、なんとなくスルーしていた。当時、この記事を読んでいた。 ...
“The Boy Friend”のサウンドトラックとその他古いミュージカル
記事「『ボーイフレンド』(ケン・ラッセル監督)に出てくるルビー・ステップって何?」にルビー・キーラーやバスビー・バークレーについて書いたが、バスビー・バークレーが後に舞台で“No,...
ヴィスコンティの『夏の嵐』と原作が同じ『ティント・ブラス 秘蜜』
ペーパームーン「ヴィスコンティ ルードウィッヒ・神々の黄昏」で海野弘は『地獄に堕ちた勇者ども』(ルキノ・ヴィスコンティ監督 1969)が多くの映画に影を落としていると書いている。ナ...
『ルートヴィヒ』 ドイツ映画界が威信をかけた豪華な伝記
耽美で芸術性が高く、映画として面白いのは『ルートヴィヒ』(ルキノ・ヴィスコンティ監督 1972)だが、『ルートヴィヒ』(マリー・ノエル ピーター・ゼアー脚本・監督 2012...
『さかしま』のユイスマンスの理想はボヘミアンになることだった
『超読書体験』(コリン・ウィルソン 学研M文庫)に『さかしま』(ユイスマンス 1884)についての章があり、ユイスマンスが今なお少数の熱心なファンに支持される「カルト的な人...
『ロッキー・ホラー・ショー:タイムワープ・アゲイン』は期待外れ やっぱり日本版の音楽は素晴らしい
記事「『ロッキー・ホラー・ショー:タイムワープ・アゲイン』2017年10月18日発売予定 予約受付中 と『Me and My Girl』について少々」に書き、楽しみにしていた『ロッ...
コール・ポーターの伝記映画『五線譜のラブレター』と『夜も昼も』
『優雅な生活が最高の復讐である』(カルヴィン・トムキンズ 新潮文庫)にコール・ポーターの名前がよく出てきて、この時代の音楽に興味あったので、伝記映画『五線譜のラブレター』(...
1943年の映画『ガール・クレイジー』のフィナーレ”I Got Rhythm”
最近、記事「ブロードウェイ・メロディー色々」に書いた映画をいくつか見たり動画を見たりして”Broadway Rhythm”を何度も聴いていると何となく”I Got Rhyt...
『グランド・ホテル』 映画は名作だが原作も凄い、ミュージカルは・・・
ミュージカル『グランド・ホテル』のブロードウェイのオリジナルも宝塚月組初演も観ていないが、再演の映像を見た。映画にはない改変が色々あり、私は映画の方が好きだと思った。 原作は...