『不思議の国のアリス』のサイレント映画のDVDがある。クラシック映画は好きだし、色々なクリーチャーが出てくるというので面白そうだとは思ったが、予想以上にすごかった。1915年版(52分)は目や口が動く着ぐるみが出てくる、のんびりした映画だ。1903年版(8分)は1915年版で省略されていた気ちがいティー・パーティーが描かれているのと、トランプの人が小さいのが面白い。
関連記事
『大魔術師Xのダブル・トリック』 オールド北京の歓楽街で軍閥、革命家、日本人入り乱れての混戦の中、奇術師は元恋人を救い出すことができるのか?
『大魔術師Xのダブル・トリック』(イー・トンシン監督 2011)というタイトルを見ただけで、『幻影師アイゼンハイム』、『プレステージ』、『奇術師フーディーニ 妖しき幻想』な...
『若草の萌えるころ』 トレンチコート少女の生と死をめぐる夜の彷徨
ロベール・アンリコ監督『若草の萌えるころ』(1968)を見た。同監督の『冒険者たち』の記事で「男ってバカだなあ」と書いたが、この映画もそうだった。リコウな奴なんか面白くない...
ブーツ欲が強かった時代から約二年
年末で時間があるのでブーツのケアをしている。 左:Paraboot(パラブーツ)の定番シャンボードの編み上げブーツ版 ボーリュー 中央・右:RED WING(レ...
人生初の機械式懐中時計 ヴィンテージSMITHS(スミス)
機械式腕時計は結構買ったが、懐中時計は持っていなかった。記事「オールドタイムズ」に書いたように興味はあったが、欲しいと思えるものがなかった。今回、初めて落札したのは1950~60年...
月の王 『ルートヴィヒ 完全復元版』 ルキノ・ヴィスコンティ
ルキノ・ヴィスコンティ監督『ルートヴィヒ【完全復元版】』を観た。今気付いたが「神々の黄昏」という副題は付いていない。オリジナル版(1972)は184分で復元版は237分だ。...
買ったDVDは株式会社ブロードウェイのものばかり
三月は記事「SMITHS 英國ヴィンテージウォッチ」に書いた腕時計に思い切って金を遣い、それ以外は何も買わない生活を続けた。その支払いも終わり、ひと安心だ。この調子で節約す...
『男はつらいよ』 寅さんはSEIKO(セイコー)ファーストダイバー着用
今年の映画鑑賞一発目は『男はつらいよ』(山田洋次監督 1969)だった。今まで全然興味なかったわけではなかったが、きっかけがなく、一本も見たことがなかった。寅さんはSEIKO(セイ...
宇宙でダンシング チャンピオン夫妻
あえて古い表記をすれば『ザッツ・エンターテイメント』、今は『ザッツ・エンタテインメント』(1974)はミュージカルに興味持ち始めた頃に一度見たが、当時はまだそれほど感銘を受...
19世紀アメリカの蒸気人間
私は過去の記事「『海底二万里』 ジュール・ヴェルヌ」に、「(新潮文庫の)帯には「スチームパンクの祖」の文字が。すべて電気仕掛けと書いてあるでしょう。蒸気(スチーム)ではない...
鳥と花と猫 ギャツビー・シンボリズム
光文社古典新訳文庫の『グレート・ギャッツビー』(フィッツジェラルド 小川高義・訳)の訳者あとがきによると、ジェイ・ギャツビーの”Jay”には鳥「カケス」の意味がある。デイジ...