『不思議の国のアリス』のサイレント映画のDVDがある。クラシック映画は好きだし、色々なクリーチャーが出てくるというので面白そうだとは思ったが、予想以上にすごかった。1915年版(52分)は目や口が動く着ぐるみが出てくる、のんびりした映画だ。1903年版(8分)は1915年版で省略されていた気ちがいティー・パーティーが描かれているのと、トランプの人が小さいのが面白い。
関連記事
『ボーイフレンド』のDVDを海外から取り寄せ
過去の記事にも書いた私の好きな映画『ボーイフレンド』のDVDをアメリカから取り寄せた。 海外ではDVDが出るらしいと知ってから約一年半。迷っていたが安めになっていて、...
『ロザリンとライオン』青春映画、恋愛映画であり動物映画、サーカス映画でロード・ムービー
記事「映画は宝探し まだまだ未知の世界が」に書いた『ロザリンとライオン』( ジャン=ジャック・ベネックス監督 1990)を見た。何の予備知識もなく下のパッケージを見たとき、...
メタフィクション 『浅草紅団』 川端康成
『浅草紅団』(川端康成)を初めて読んだとき、風俗描写や会話は楽しめたが、よく分からない話だと思った。再読して気づいた。時系列が行ったり来たりしている。何人かの人物が変装した...
『紅の豚』 ジブリファンじゃないがこれには泣かされた
私は熱烈なアンチ・ジブリというほどではないが、期待していた『もののけ姫』が説教臭くてがっかりしてから、「ジブリファン」なるものに対して、へーよかったねーという醒めた感じだ。...
『ドラキュラ伯爵』(1970) ジェス・フランコ監督
ジェス・フランコ監督『ドラキュラ伯爵』(1970)を見た。『吸血のデアボリカ』の題で存在は知っていたが見る機会がなかったものを、中古ビデオで見つけた。パッケージの記載はイギ...
賛否両論『オーシャンズ11』とその元ネタ『オーシャンと11人の仲間』
何もしなくてもかっこいい人はそのままでいいかもしれないが、そうでなければかっこいい人の真似をしなくてはならない。1930年代から40年代の映画がお手本になりそうだが、ジャン...
ドラキュラやオペラ座の怪人はジュール・ヴェルヌと関係あるか?
私は記事「『カルパチアの城』 ジュール・ヴェルヌ 死んだはずの歌姫の声の正体は?」に、以下のように書いた。 吸血鬼伝説の残るトランシルヴァニアのカルパチア山中の古城が舞台...
『サーカスの世界』はただのサーカス映画ではない
西部の男のイメージのジョン・ウェインとセクシーな悪女のイメージのリタ・ヘイワースのサーカス映画ってどんなものだろうと想像がつかなかったが、これは期待以上の映画だった。色々細...
『女ヴァンパイア カーミラ』 クリストファー・リーが謎の吸血鬼事件に挑む怪奇映画
『女ヴァンパイア カーミラ』(1964)のモノクロ低画質を見て、かなり古い映画のように感じたが、同じくクリストファー・リー主演の『吸血鬼ドラキュラ』(1958)よりも新しい...
19世紀アメリカの蒸気人間
私は過去の記事「『海底二万里』 ジュール・ヴェルヌ」に、「(新潮文庫の)帯には「スチームパンクの祖」の文字が。すべて電気仕掛けと書いてあるでしょう。蒸気(スチーム)ではない...