『陽気な街』

陽気な街

ロイ・デル・ルース監督『陽気な街』を見た。発売されてすぐ買って見たが、また見ようと思ったのは本屋で双葉十三郎『ミュージカル洋画ぼくの500本』(文春新書)を見かけたからだ。『陽気な街』は1937年のボーイ・ミーツ・ガールもの、ショウ・ビジネスの楽屋もののミュージカル・コメディで、音楽は『ホワイト・クリスマス』『アニーよ銃をとれ』アーヴィング・バーリンだ。映画自体面白いが、劇中劇も面白いし、少ししか出てこない資産家令嬢のおばがロシア人のコスプレで踊ったり、身内がおちょくられている舞台を観て笑いころげたり、いい味出していて笑える。

ボーイ・ミーツ・ガールとは、男女が会う、絶対にうまくいかないだろうという感じで別れる、結局うまくいくというパターンの話だ。ボーイ・ミーツ・ガールで楽屋ものと云えば舞台『クレイジー・フォー・ユー』がある。私はこれが好きで、劇団四季がやる前から英語版のCDが数年間ヘビー・ローテーションだったことがある。四季の舞台も感動した。四季はメジャーすぎるしチケットが高いので好きだとも云うのも恥ずかしいが、日本語の歌詞で感動することが多いのは四季だ。

映画『プロデューサーズ』を観て『クレイジー・フォー・ユー』にそっくりだと思ったら、『プロデューサーズ』の監督スーザン・ストローマン『クレイジー・フォー・ユー』の振付家だった。『プロデューサーズ』は男同士の友情の話だが、話のつくりはボーイ・ミーツ・ガールだ。この映画のいいところはダンスシーンで役者の全身や舞台全体が映ったカットが多いことだ。映画館で観たときは迫力があった。

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