「 浅草 」一覧
『大都会隠居術』(荒俣宏)で紹介されている昭和十四年の浅草絵図が台東区立図書館/デジタルアーカイブにあって興奮が抑えきれない
『大都会隠居術』(荒俣宏 光文社文庫)で紹介されている浅草絵図が気になっていた。 たまに通販サイト日本の古本屋で出品されるが、安くはないので買うこともなく、しばらく忘...
『いやな感じ』高見順
浅草に凝っていた時期に高見順の『如何なる星の下に』を読み、『いやな感じ』にも興味を持ったが古本が高値なので買わずにいた。これが復刊されていたので買って読み始めたら圧倒されて一気に読...
『如何なる星の下に』 高見順 レヴィウの踊り子への慕情
「慕情」という言葉が出てくる。なかなかお目にかからない言葉だが、こういう心情は今でもなくなったわけではないのではないか。 「──いいなアといふのは、どういふの。踊りが巧い...
『歌劇学校』 川端康成?の少女小説
(引用元 「中原淳一展」歌劇学校 - 梅田経済新聞) 川端康成が書いたことになっている『歌劇学校』という小説がある。昭和三十六年(1961)のポプラ社版は古本市やネットで見たこと...
メタフィクション 『浅草紅団』 川端康成
『浅草紅団』(川端康成)を初めて読んだとき、風俗描写や会話は楽しめたが、よく分からない話だと思った。再読して気づいた。時系列が行ったり来たりしている。何人かの人物が変装した...
和製ピクチャレスク 『浅草紅団』 川端康成
「「尖端的だわね。」――『浅草紅団』の〈目〉」(高山宏 文学7,8月号 特集・浅草と文学)によると、『浅草紅団』(川端康成)はピクチャレス文学だそうだ。イギリスやフランスを...
「水族館の踊子」 川端康成 楽しそうに踊る踊子の生活全体が楽しいとは限らない
▲浅草水族館(『風俗画報第204号』より 引用元:ほぼ日刊イトイ新聞 -江戸が知りたい。) 川端康成が雑誌「新青年」に書いたことがあることを知り、どの作品なのか『新青年傑作選 第...
川端康成の浅草小説 『浅草紅団』だけじゃない
《川端康成の浅草小説二篇 新発見》 川端康成の浅草小説について何度か書いた。その後に小説二篇が見つかったらしい(ニュース記事があったのだが、消えている)。「浅草日記」と「今日...
魅惑のレビュー カジノ SKD 宝塚
「モボ・モガの時代 東京1920年代」(平凡出版社)は写真も文章も詰まっていて、読みながら何度も「へぇーっ」と声に出してしまった。興味ある話題は色々あるのだが、最近の記事、...