「 映画 」一覧
『ヤング・フランケンシュタイン』と30~40年代の歌と踊り
メル・ブルックス監督、ジーン・ワイルダー主演の『ヤング・フランケンシュタイン』(1974)は派手なことをやっている訳ではないのに、どこか可笑しい。しょうもないオチでくだらな...
テレビ映画『フランケンシュタイン』(2004) 実験室に揺らめく蝋燭の炎
テレビ映画『フランケンシュタイン』(2004)はセットやロケ場所が素晴らしい。廃城とか山とか森とか、原作のピクチャレスクと呼ばれるものが表現されている。雨や雷のシーンも激しい。原作...
『フランケンシュタイン』 モンスターは最初からモンスターだったわけではない
ケネス・ブラナー監督の『フランケンシュタイン』(1994)は過去に観たが、期待したほどではないと感じた。原作を再読した直後に見ると、よく理解でき、いい映画だった。原作にない...
”The Goldwyn Follies” ガーシュウィンの名曲無駄使い
”The Goldwyn Follies”(1938)はジョージ・ガーシュウィンの曲が使われているミュージカル映画で、是非見たいと思い海外盤DVDを買ってみたが、パッとしな...
映画『ラスト・タイクーン』(1976) 原作を再読してから
エリア・カザン監督の『ラスト・タイクーン』(1976)は20~30年代に凝っていた時期に一度見たが、退屈に感じ、二度と見ることはないだろうと思っていた。最近、フィッツジェラ...
『オペラ座の怪人』(1962) ハマー・フィルムのスパルタ・ファントム
最近、『オペラ座の怪人』(1925)の彩色版、『オペラの怪人』(1943)と順番に見たのは、ハマー・フィルム版のDVDを見る前の復習だった。ハマー・フィルム版は見たかったが...
『オペラの怪人』(1943) ファントム 怒りの復讐
『オペラの怪人』(アーサー・ルービン監督 1943)は過去に見たときにそれほど感銘を受けず、再び見たがやはり薄っぺらかった。ヒーロー役は警官とオペラ歌手と二人に分かれ、クリ...
『ロックンロール・フランケン』 ロックスターの死体をつなぎ合わせた人造人間をロックスターに仕立てあげようとするが・・・
エルヴィス・プレスリーの頭、ジミ・ヘンドリックスの手、シド・ヴィシャスの尻、ジム・モリソンのペニスで人造人間を造ろうとしたが、手違いで同性愛者リベラーチェのペニスを使ったこ...
『ルートヴィヒ』 ドイツ映画界が威信をかけた豪華な伝記
耽美で芸術性が高く、映画として面白いのは『ルートヴィヒ』(ルキノ・ヴィスコンティ監督 1972)だが、『ルートヴィヒ』(マリー・ノエル ピーター・ゼアー脚本・監督 2012...
『グレート・ギャツビー』でデイジーがシャツを見て泣く謎
映画館で一度観たバズ・ラーマン監督版『華麗なるギャツビー』を動画配信で見た。音楽やキャストの脂肪量に不満はあるが、こういうものだと思って見たら悪くはなかった。記事「鳥と花と...