「 本 」一覧

フランク・キャプラが二度映画化 浮浪者が淑女に変身 『一日だけの淑女』と『ポケット一杯の幸福』

フランク・キャプラが二度映画化 浮浪者が淑女に変身 『一日だけの淑女』と『ポケット一杯の幸福』

デイモン・ラニアン作品集『ブロードウェイの出来事』の帯の寺山修司のコメントに「往年のワイルダーやキャプラにも似た」とあるが、実際にフランク・キャプラ監督で映画化された短篇が...

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ジャズ・エイジのブロードウェイ デイモン・ラニアンのスタイル

ジャズ・エイジのブロードウェイ デイモン・ラニアンのスタイル

先日、地元の古本市でユリイカ1981年12月号 特集・ガーシュイン を買った。それに載っている「ガーシュインとジャズ時代の文学」(加島祥造)にガーシュインの「ラプソディ・イ...

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『アスピリン・エイジ』 アメリカの自己批判 

『アスピリン・エイジ』 アメリカの自己批判 

二つの大戦の間のアメリカの様々な事件について書かれた『アスピリン・エイジ』という本がある。1920年代、30年代のアメリカは熱病に冒されたようにさまよった時代で、すべてを癒...

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昭和ヒトケタ生まれのハードボイルド作家・生島治郎のメッセージ

昭和ヒトケタ生まれのハードボイルド作家・生島治郎のメッセージ

『ハードボイルド風に生きてみないか 男の行動原理』(生島治郎)は1979年に刊行された(文庫本は1984年)。当時、権力や財力を握っていたのが明治生まれの老人たちだった。明...

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『SF作法覚え書―あなたもSF作家になれる』

『SF作法覚え書―あなたもSF作家になれる』

古本市で『SF作法覚え書―あなたもSF作家になれる』(ベン・ボーヴァ 東京創元社)を見かけた。いい値段だった。ネットの相場も安くはない。ただ、図書館にあることが多い。 ...

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体型に合ったコートのサイズは

体型に合ったコートのサイズは

年も明けて、今更コートを買う話でもないだろうと思ったが、冬物が安くなってきているので、これから買う人もいるかもしれない。私が過去の記事「コートを買ってボタン付け替えて」に書...

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『屍者の帝国』(伊藤計劃×円城塔) 現代の小説はほとんど読まない私もこれは気になっていた

『屍者の帝国』(伊藤計劃×円城塔) 現代の小説はほとんど読まない私もこれは気になっていた

『屍者の帝国』(伊藤計劃×円城塔)は以前から気になってはいたが、文庫化されていたので買ってきた。アニメ化されるそうで山積みになっていた。私は現代の小説はほとんど読まないが、フランケ...

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ギュスターヴ・ドレが描くロンドン ヴィクトリア朝時代の明暗

ギュスターヴ・ドレが描くロンドン ヴィクトリア朝時代の明暗

『聖書』、『神曲』、『失楽園』等の挿絵で有名になっていた19世紀フランスの画家・版画家ギュスーヴ・ドレは、挿絵画家と呼ばれることに不満を感じていた。そこでイギリスのジャーナ...

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『ラスネール回想録』 澁澤龍彦の『悪魔のいる文学史』に載っていたあの本の邦訳が出ていた

『ラスネール回想録』 澁澤龍彦の『悪魔のいる文学史』に載っていたあの本の邦訳が出ていた

八月に出ていたようだが、私はつい先ほど知った。全然関係ない本について調べていて、持っている本の翻訳者の名前から出てきた情報で偶然知った。「明日買おう」ではなく、すぐに本屋に...

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「アーサー・サヴィル卿の犯罪」 オスカー・ワイルド 手相占いを本気で信じてしまって殺人者に

「アーサー・サヴィル卿の犯罪」 オスカー・ワイルド 手相占いを本気で信じてしまって殺人者に

怨恨から殺人を犯す話はよくある。殺人者が罰を受ける話、改心する話も普通すぎる。殺人のおかげで幸せな結婚ができたという珍妙な話が「アーサー・サヴィル卿の犯罪 ー義務の研究ー」...

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