主に19世紀末から20世紀前半、デカダンス、幻想怪奇、空想科学の文学、美術、映画等について
2009/4/12 2017/3/12 本
しばらく出歩いていなかったので久しぶりに鎌倉に来た。旅というほどではなく、遠足だ。KIBIYAベーカリーのスコーンが好物で、鎌倉に来ると必ず買う。桜スコーンなるものがあった。
鎌倉には何度も来ているが知らない古本屋もあり、下調べして来た。まず公文堂書店へ。古い本が多くてトキメいた。『ワイルド全詩』を840円で入手(自慢)。貼り紙に偽りなしだった。
本 Blacken Darkin
上海ブームは1980年代にあったもので、それが突然変異的に私の中に起こったのは不思議なことだ。オールド上海に凝り始める前から夜想12 上海特集は持っていたので、全く興味がないわけで...
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『浅草紅団』(川端康成)には1930年頃の不良少女不良少年、浮浪者や演芸、風俗が描かれている。新潮1999年6月号に取材ノートの一部が載っている。見開きの右側に新聞記事のスクラップ...
子供の頃に『おじさんのかさ』(さのようこ)が好きだったのは覚えているが、どんな話だったかは忘れてしまったので、図書館で借りて読んでみた。 昔、好きだった理由は思い出せないが、...
吸血鬼伝説の残るトランシルヴァニアのカルパチア山中の古城が舞台の『カルパチアの城』(ジュール・ヴェルヌ 1892)の三年後に『吸血鬼ドラキュラ』(ブラム・ストーカー)が出版...
光文社古典新訳文庫の『グレート・ギャッツビー』(フィッツジェラルド 小川高義・訳)の訳者あとがきによると、ジェイ・ギャツビーの”Jay”には鳥「カケス」の意味がある。デイジ...
雪の季節で最近の私は時計に凝っているとなると『ユゴーの不思議な発明』(ブライアン・ゼルズニック アスペクト)を読みたくなった。映画化された『ヒューゴの不思議な発明』は観てい...
Damon Knight(1942) スチュアート・ゴードン監督『死霊のしたたり』(1985)の原作はH・P・ラヴクラフトの短篇小説で、フランケンシュタインもののアンソロジーに収...
「ラパチーニの娘」(ホーソーン 1844 『毒薬ミステリ傑作選』収録)も「毒の園」(ソログープ 1908 『書物の王国5 植物』収録)も、有毒植物を研究するマッド・サイエン...
『虚栄の市』(サッカリー)や『フランケンシュタイン』(メアリ・シェリー)の関連本ばかり読んでいたら、フランス成分が足りないなと感じ、『さかしま』(ユイスマンス)を読んだ。そ...
『ニーベルンゲンの指環』(リヒャルト・ワーグナー作 アーサー・ラッカム絵 新書館)四巻セットには挿絵が多い。ラッカムの絵は曲線が綺麗だ。「ラインの黄金」のみ寺山修司訳で、こ...
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