私は熱烈なアンチ・ジブリというほどではないが、期待していた『もののけ姫』が説教臭くてがっかりしてから、「ジブリファン」なるものに対して、へーよかったねーという醒めた感じだ。「ジブリのこの作品が好き」というのなら別にいいのだが、ちょっとでも文句つけようものなら石が飛んできそうな「ジブリファン」なるものが気色悪い。
フランス語の吹替えと字幕が付いているので『紅の豚』(宮崎駿監督 1992)を見た。これは素晴らしい。こんなにぽろぽろ泣いた映画は久しぶりだ。ジーナの回想でまずきて、殴り合いやその他色々グッときた。監督がやりたいことだけをやっていて、登場人物も自分の欲求に忠実で、余計なメッセージはないところがいい。かなりのラブ・ストーリーだと思う。
コメント
紅真吾です。
またまたおじゃま致します。
小生もこの作品は気に入っております。 いつぞや記した「洋画・邦画、お気に入り10作品」の中に選んでいます。
そもそも飛行機が大好きですからね。 宮崎監督もそうでしょうけど。
でもって宮崎作品は、必ず「飛ぶ」シーンがありますよね。
それにしてもポルコ・ロッソ、カッコイイですよね~。
外見はデブなブタなんですけどねー、「飛ばない豚はただの豚だ」はシビレちゃいましたよね。
本当にかっこいいですね。
飛行機はクラシック機にロマンを感じます。