『オペラ座の怪』(田中早苗訳 平凡社 昭和五年発行)を見つけてしまった! まさか実物を目にすることができるとは!

オペラ座の怪人 ガストン・ルルー

記事「『オペラの怪人』 映画と同じ1925年に出版された二冊」に下記のように書いた。

『オペラ座の怪人』を青空文庫で探す人がいるようだが、ないみたいだ。作家別作品リスト:田中 早苗のところに「訳書は他にガストン・ルルー「オペラ座の怪人(抄)」など」との記載がある。これが『世界探偵小説全集. 第11巻 オペラ座の怪』(平凡社 1930)であるというところまでは調べがついたが、読む方法は今のところ見つからなかった。色々検索してみたが国会図書館にもないかもしれない。

この本を見つけてしまった。特に探していたわけではなく、ひょっこり出会った。あっと声が出そうになり、ドキドキしながら中を見た。『オペラ座の怪人』について色々書いているから引き寄せたか。

オペラ座の怪 田中早苗訳 平凡社

オペラ座の怪 田中早苗訳 平凡社 挿絵

本当にたまたまで、神戸散策の最後にカフェに行くか古本屋に行くかで迷っていた。あまり本を増やしたくないのでカフェが優勢だった。歩いている途中、お手洗いを探し、コンビニに入った。何も買わないわけにもいかないので、それほど喰いたかったわけでもないがチキンステーキを買い、喰っていたら油が手に流れてきて、気に入っている腕時計のベルトに付いてしまった。ショックだった。必死にティッシュで油を吸い取ったり、ハンカチを濡らして叩いたりした。そうなると、もうカフェでリラックスできる気分ではなくなった。古本屋ならパパッと見て帰ればいいから古本屋にしたのが大吉と出た。まさに怪我の功名! 

今、読んでいる途中だ。抄訳ではあるが、そこそこの厚さはある。

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