特に好きで日本語字幕のないDVDを持っていたケン・ラッセル演出、グノーの『ファウスト』が、本屋で売られているデアゴスティーニのDVDオペラ・コレクションで出た。26号だ。オペラのDVDにしては安いし、やはり日本語字幕でも見たいので買った。ケン・ラッセルを好きな人が見ると、ケン・ラッセルらしいと思うと思います。
関連記事
『カンターヴィル・ゴースト』 オスカー・ワイルドの幽霊物語の映像化
ビデオでは『カンターヴィル・ゴースト』だが、かなり前にテレビで流れたときは『カンタヴィル家の亡霊』だった。私は子供の頃、これをビデオに録ったものを何度も見ていて、また見てみ...
「パンの大神」 アーサー・マッケン 男を破滅させる謎の女の正体は
短篇を色々読もうと思っていたが、アーサー・マッケンの「パンの大神」(1894)で引っかかった。登場人物や視点が交錯していて一度読んだだけでは把握しきれず、すぐにメモをとりな...
『ラスネール回想録』 澁澤龍彦の『悪魔のいる文学史』に載っていたあの本の邦訳が出ていた
八月に出ていたようだが、私はつい先ほど知った。全然関係ない本について調べていて、持っている本の翻訳者の名前から出てきた情報で偶然知った。「明日買おう」ではなく、すぐに本屋に...
オペラ『ホフマン物語』原作の三つの物語
『ホフマン物語』の原作、「砂男」(『夜景作品集』(1817)収録)と「クレスペル顧問官」(『セラーピオン朋友会員物語』(1819)収録)は手に入りやすい『ホフマン短篇集』(池内紀編...
『たそがれの女心』マックス・オフュルス監督(1953) 美しいだけの浅墓な女のせいで決闘沙汰に
『たそがれの女心』(マックス・オフュルス監督 1953)はダニエル・ダリュー演じるマダムが浪費癖による負債のため、夫からの贈り物であるハート型のダイヤのイヤリングを売りに出...
『悪魔のはらわた』ウド・キアー演ずる目がイッちゃってるフランケンシュタイン
『真説フランケンシュタイン 北極に消えた怪奇人間』(ジャック・スマイト監督 1973)を見たら制作年が近い『悪魔のはらわた』(ポール・モリセイ監督 1974)も見たくなり、...
SONY(ソニー)WALKMAN A100シリーズ 何十年かぶりのウォークマン 思えばカセットテープのもブラックだった
ウォークマンは何十年かぶりだ。思えばカセットテープのもブラックだったな。外で歩きながら聴きたいというよりは、記事「SANSUI(サンスイ)SMC-300BT レトロな外観の真空管ハ...
『女王陛下の007』 レトロでポップなムードもありハード路線の悲哀もありの二代目ボンド
『007/スペクター』(サム・メンデス監督 2015)は悪くはなかった。ボンド・ガール、マドレーヌ役のレア・セドゥがただならぬの雰囲気でよかった。終盤の展開に無理があるが、...
ライダースの革ジャン着てる女を最初に見たときはラモーンズマニアかなって思ったよね
最近出てきたわけではなくてちょっと前からいるけど、今でも結構いてすっかり定着した観があるね、ライダースの革ジャン着てる女。どこから出てきたんだろうとずっと疑問だったので調べてみて、...