早速MediaMarker経由で知った情報だ。過去の記事に何度か書いたエドゥアール・デュジャルダンの『もう森へなんか行かない』を登録して、何となくクリックしてみたら、Amazonにデュジャルダン新刊の情報があった。『妄想と強迫(仮) フランス世紀末短編集 Les Hantises』(萩原茂久訳 彩流社)が2016年4月25日発売予定。以下は彩流社のサイトより引用。
内容紹介
妄想と強迫観念に囚われた人間たちの心を解剖した、
19 世紀末フランスの悪魔的短編小説集。20 世紀モダニズム文学に広く使われた手法、
「内的独白」(意識の流れ)。
ジェイムズ・ジョイスに影響を与え、マラルメに賞賛された
『月桂樹は切られた』(邦訳『もう森へなんか行かない』)で、
誰よりも早くその手法を用いた作家、デュジャルダン。『内的独白について』(思潮社、鈴木幸夫・柳瀬尚紀訳、1970 年)、
『もう森へなんか行かない』(都市出版社、鈴木幸夫・柳瀬尚紀訳、
1971 年)以降、日本では広く知られることのなかった
デュジャルダンの、若き日の作品が本書で掘り起こされる!目次
近づく狂気
過ぎ去った狂気
愛のことば
ダーラナ
一日の物語
子への恐怖
足つかみ悪魔
鉄の処女
自己処刑者
降霊術者(今ある狂気)
遺言
地獄
聖職者
《過去の記事》
『もう森へなんか行かない』 エドゥアール・デュジャルダン ロマンチックな愚か者
『もう森へなんか行かない』 エドゥアール・デュジャルダン フランス好きの私の好きな小説
ヴィリエ・ド・リラダンとワーグナー