「 フランス 」一覧
シャルル・バルバラはヴィリエ・ド・リラダンに影響を与え、ユイスマンスの愛読書のモデル
先月買った『未来のイヴ』(ヴィリエ・ド・リラダン 高野優 訳 光文社古典新訳文庫)はもうすぐ読み終わりそうだ。巻末の既刊紹介のページにある『赤い橋の殺人』(バルバラ 亀谷乃...
歌劇『ファウスト』シャルル・グノー 全5幕 パリ・オペラ座 1975
私がシャルル・グノーのオペラ『ファウスト』を知ったきっかけはドラマ『オペラ座の怪人』だった。最後の方の桟敷席のファントムと舞台上のクリスティーヌが歌うシーンが素晴らしく、感動した。...
ヴィリエ・ド・リラダンがベルギーへの講演旅行を計画し、ジョルジュ・ローデンバックと協議
『未来のイヴ』(ヴィリエ・ド・リラダン 高野優 訳 光文社古典新訳文庫)の年譜に下記の記載を見つけ、おっと思った。 1886年11月 ベルギーへの講演旅行を計画し、ジョ...
『未来のイヴ』以外のアンドロイドSFの祖
新潮文庫の『海底二万里』(ジュール・ヴェルヌ)の帯に「スチームパンクの祖」と書かれていることについて、記事「『海底二万里』 ジュール・ヴェルヌ」に「すべて電気仕掛けと書いて...
古典新訳文庫の『未来のイヴ』本当に出たんだ 何年も前に光文社にリクエストしたことあるんだよ
うわー、これ本当に出たんだ。何年も前に光文社にリクエストしたことあるんだよ。貴社で多数翻訳されている南條竹則氏は『未來のイヴ』についての本『虚空の花』も出しているので、どう...
『マイエルリンクからサラエヴォへ』マックス・オフュルス監督(1940) サラエボ事件で暗殺されたオーストリア皇太子のメロドラマから強烈なナチ批判へ
『マイエルリンクからサラエヴォへ』(1940)はユダヤ系ドイツ人であるマックス・オフュルス監督が1933年にフランスに亡命、1938年にフランス国籍を取得した後の作品だ。1...
『快楽』マックス・オフュルス監督(1952) モーパッサン原作の快楽にまつわる三つの物語
私は記事「『輪舞』マックス・オフュルス監督(1950) 1900年ウィーンで回る回る恋模様」に、好きで何度か見ているが、どうも感想が書きづらくて記事にしていなかったこと、人...
『たそがれの女心』マックス・オフュルス監督(1953) 美しいだけの浅墓な女のせいで決闘沙汰に
『たそがれの女心』(マックス・オフュルス監督 1953)はダニエル・ダリュー演じるマダムが浪費癖による負債のため、夫からの贈り物であるハート型のダイヤのイヤリングを売りに出...
『輪舞』マックス・オフュルス監督(1950) 1900年ウィーンで回る回る恋模様
『輪舞』(マックス・オフュルス監督 1950)は好きで何度か見ているが、どうも感想が書きづらくて記事にしていなかった。人物やあらすじを書いても意味がない気がする。記事「夜想...
『恋の手ほどき』 結婚は目的じゃなくて偶然の結果なの
『恋の手ほどき』(ヴィンセント・ミネリ監督 1958)は、記事「ガーシュウィンの曲でダンシングな映画」に書いた『巴里のアメリカ人』のレスリー・キャロン、記事「『忘れじの面影...