「 本 」一覧

「幻影の都市」 室生犀星 大正の浅草の不思議な女の正体は

「幻影の都市」 室生犀星 大正の浅草の不思議な女の正体は

『浅草紅団』(川端康成)などで読んだ浅草は、現代の私から見ると幻影の都市のように感じる。では当時の感覚ではどうか。「幻影の都市」(室生犀星)という小説がある。上京後の貧窮放...

記事を読む

『シャーロットとしろいうま』の日本語版と原書を見比べて原書を買った話

『シャーロットとしろいうま』の日本語版と原書を見比べて原書を買った話

銀座にある児童書の書店 ナルニア国で見てすぐに気に入った『シャーロットとしろいうま』(ルース・クラウス著, モーリス・センダック画)の洋書”Charlotte and Th...

記事を読む

『アーネスト式プロポーズ』 ワイルドの戯曲『真面目が肝心』の映画化

『アーネスト式プロポーズ』 ワイルドの戯曲『真面目が肝心』の映画化

オリヴァー・パーカー監督『アーネスト式プロポーズ』を見た。原作はオスカー・ワイルドで『真面目が肝心』(角川文庫)、『嘘から出た誠』(岩波文庫)という題名の邦訳がある。Ernest(...

記事を読む

『世界美少女図鑑』 タイの山岳民族の美少女写真集

『世界美少女図鑑』 タイの山岳民族の美少女写真集

『世界美少女図鑑 アジア編タイ北部・黄金の三角地帯』(三輪隆 巡遊社)には、タイの山岳民族の美少女の写真と各民族についての解説、著者の紀行文が収録されている。タイトルだけ聞...

記事を読む

『今日の早川さん』の登場人物の名前の由来はほとんど判るが帆掛舟だけ判らなかったので調べてみたら

『今日の早川さん』の登場人物の名前の由来はほとんど判るが帆掛舟だけ判らなかったので調べてみたら

『今日の早川さん』(COCO 早川書房)の登場人物の名前の由来はほとんど判るが帆掛舟だけ判らなかったので調べてみたら、これか。判りずらい。 これを見ると幻想怪奇小説も...

記事を読む

朝倉世界一の挿絵がいい味出してる『血液型ラブジャッジ』

朝倉世界一の挿絵がいい味出してる『血液型ラブジャッジ』

本屋で『血液型ラブジャッジ』(竹書房文庫)を見かけて、表紙の絵が朝倉世界一なので手にとってみたら、挿絵もいい味出していて、笑いをこらえるのが大変だった。『石川くん』、『地獄...

記事を読む

『虚空の花』南條竹則 『未来のイヴ』にまつわる批評風小説

『虚空の花』南條竹則 『未来のイヴ』にまつわる批評風小説

「南條竹則って知ってますか」と問われたとき、どこかで聞き覚えはあったがすぐには思い出せなかった。少し考えて、光文社古典新訳文庫で何か訳していたのを思い出した。 「翻訳の方...

記事を読む

『オスカー・ワイルド』(1997) 真面目か頽廃か ワイルドの伝記映画

『オスカー・ワイルド』(1997) 真面目か頽廃か ワイルドの伝記映画

ブライアン・ギルバート監督『オスカー・ワイルド』(1997)を見た。ワイルド役は私の好きな映画『ピーターズ・フレンズ』のピーター役スティーブン・フライ、愛人ボジー役はジュー...

記事を読む

『もう森へなんか行かない』 エドゥアール・デュジャルダン ロマンチックな愚か者

『もう森へなんか行かない』 エドゥアール・デュジャルダン ロマンチックな愚か者

『もう森へなんか行かない』(エドゥアール・デュジャルダン 都市出版社)を再読した。この小説は一気に読みたい。私は読むのが遅い方だが、これはそれほど長くないので一気に読める。...

記事を読む

美術手帖を切る

美術手帖を切る

本が増えてくる。 京極夏彦が本をどのように分類しているのかをインタビューで聞かれ、判型でと答えていた。私の本の量など、本当に多い人に比べればたいしたことはないが、大き...

記事を読む