「 アメリカ 」一覧

『ラスト・タイクーン』に出てくるゴーティエの詩

『ラスト・タイクーン』に出てくるゴーティエの詩

『ラスト・タイクーン』(フィッツジェラルド 1940)の第三章に芸術についての言葉が唐突に引用されている。これは19世紀のフランスの詩人、テオフィル・ゴーティエの『螺鈿七宝...

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ギャツビーの信じた未来 フィッツジェラルドの手紙より

ギャツビーの信じた未来 フィッツジェラルドの手紙より

『フィッツジェラルドの手紙 愛と挫折の生涯から』(荒地出版社)に載っているフィッツジェラルドが編集者に宛てた手紙に、『グレート・ギャツビー』の終わりの文について書いてある。...

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ジョン・ギラーミン監督 『キングコング』と『キングコング2』

ジョン・ギラーミン監督 『キングコング』と『キングコング2』

不評なのは知っていたので、たいして期待せずにジョン・ギラーミン監督版『キングコング』(1976)を見た。リアリズムのラブ・ストーリーとして描いているつもりかもしれないがご都...

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『キング・コング』に似たガリヴァーの挿絵

『キング・コング』に似たガリヴァーの挿絵

種村季弘の「キング・コングの図像学」(季刊映画宝庫創刊号キング・コング特集、『夢の覗き箱』(北宋社)収録)には映画『キング・コング』(1933)に影響を与えた絵について書いてあって...

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1930年のカラー音楽映画 ”King of Jazz”

1930年のカラー音楽映画 ”King of Jazz”

1945年のジョージ・ガーシュウィンの伝記映画『アメリカ交響楽』がモノクロなのに、1930年の映画でカラーで特撮って凄くなーい?と興奮した。 調べてみるとピアノを弾い...

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『キング・コング』 女を追っかけまわして大暴れして散った巨大猿

『キング・コング』 女を追っかけまわして大暴れして散った巨大猿

乱暴に云ってしまえば、『オペラ座の怪人』も『キング・コング』も同じ話だ。過去の記事に『ファウスト』も『オペラ座の怪人』も『ジキル博士とハイド氏』も欲望、特殊能力や変身、失敗...

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鳥と花と猫 ギャツビー・シンボリズム

鳥と花と猫 ギャツビー・シンボリズム

光文社古典新訳文庫の『グレート・ギャッツビー』(フィッツジェラルド 小川高義・訳)の訳者あとがきによると、ジェイ・ギャツビーの”Jay”には鳥「カケス」の意味がある。デイジ...

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『イット』 それは性的魅力

『イット』 それは性的魅力

諸君、 ━━イツト IT いつと と、三通りに書いた旗が、七月の風に飜 つてゐる。觀音劇場だ。 と川端康成の『浅草紅団』(1930)に書かれている。これは映画のタイト...

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フィッツジェラルドの短篇「新緑」で歌われる歌は

フィッツジェラルドの短篇「新緑」で歌われる歌は

Libby Holman バズ・ラーマン監督の『華麗なるギャツビー』で、ジョージ・ガーシュウィンの「ラプソディ・イン・ブルー」が使われていた。そのジョージ・ガーシュウィンの音楽ア...

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『グレート・ギャツビー』の映像化は可能か

『グレート・ギャツビー』の映像化は可能か

『グレート・ギャツビー』(フィッツジェラルド)にはマッド・サイエンティスト的な狂気があるところがよい。繊細というか神経症的というか、凡人には思いつかないような描写が多い。 ...

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