特に好きで日本語字幕のないDVDを持っていたケン・ラッセル演出、グノーの『ファウスト』が、本屋で売られているデアゴスティーニのDVDオペラ・コレクションで出た。26号だ。オペラのDVDにしては安いし、やはり日本語字幕でも見たいので買った。ケン・ラッセルを好きな人が見ると、ケン・ラッセルらしいと思うと思います。
関連記事
『フランケンシュタイン』 モンスターは最初からモンスターだったわけではない
ケネス・ブラナー監督の『フランケンシュタイン』(1994)は過去に観たが、期待したほどではないと感じた。原作を再読した直後に見ると、よく理解でき、いい映画だった。原作にない...
森茉莉が看破 パリと浅草の共通点
「日本で巴里の気質を持っているのは浅草人だけである」と、森茉莉は書いている(『ベスト・オブ・ドッキリチャンネル』 ちくま文庫)。最近の記事でパリや浅草のことを書いていたので...
ヴィリエ・ド・リラダンとワーグナー
『ピモダン館』(齋藤磯雄 小澤書店)収録の「ヴィリエ・ド・リラダンの墓」で、ヴィリエ・ド・リラダンの墓がペール・ラシェーズ墓地にあり、墓地のすぐ近くにヴィリエ・ド・リラダン...
「蜜のあはれ」 室生犀星 おぢさまと金魚
写真素材BIZUTART PHOTOGRAPH 「蜜のあはれ」(室生犀星 1959)を読んだ。小説家のをぢさまと蠱惑的な金魚の少女のやりとりが中心の、会話のみの小説だ。をぢさまの...
ラップ通りの集合住宅の中
二年以上前に『図説 アール・ヌーヴォー建築』(橋本文隆 河出書房新社)の表紙でこの建物を知った。強烈なインパクトだったが、全く別世界の存在で、実物を見たいとすら思ってはいな...
『たそがれの女心』マックス・オフュルス監督(1953) 美しいだけの浅墓な女のせいで決闘沙汰に
『たそがれの女心』(マックス・オフュルス監督 1953)はダニエル・ダリュー演じるマダムが浪費癖による負債のため、夫からの贈り物であるハート型のダイヤのイヤリングを売りに出...
「マツケンサンバⅡ」 あったねー、あったあった
なんか知らないけどYouTubeのおすすめに出てきた「マツケンサンバⅡ」。 振付けのマジーを東京宝塚劇場の近くで見かけたことを思い出した。最高だな。 マツケンサ...
クリスマスだから「いとしのヤツー」という歌を思い出して
私はクリスマスは別に好きでも嫌いでもないがクリスマスソングは楽しいから好きで、昔から好きだった歌をYouTubeで見ていた。そのとき、「いとしのヤツー」を思い出した。動画は探してみ...
ドラゴンボール探しのような本探し 『虚栄の市』がなかなかない と思っていたら意外なオチが
以前はシリーズものを集めるのに古本屋を歩き回って少しづつ探したりしたものだが、ネット通販が普及してからは探すのが楽になった。だが、そううまくいかない場合もある。 サッカレーの...
映画は字幕派の私だが一度見た映画の会話をより楽しむために吹替えを見るのもいいものだと気づいた
過去の記事「『女王陛下の007』 レトロでポップなムードもありハード路線の悲哀もありの二代目ボンド」にも書いたこの映画が好きで、DVDは持っているのだから次はブルーレイを買...