(引用元:ノミの市で一獲千金!!〜”お宝”を掘り当てろ!!フランス アンティーク旅〜 BY 鈴木浩)
私は最近、記事「クリスマスイヴに届いた機械式時計 かなり贅沢な気分に浸れる大人のおもちゃ」に書いたようにアンティークウォッチを手に入れ、アンティーク巡りでもしたい気分だったが、年末年始に入ってしまい、店は開いていないだろうから気分だけでもと、以前録画してあったテレビ番組「“お宝”を掘り当てろ!! フランス アンティーク旅」を見た。女優 相楽樹がパリや南仏の蚤の市で買い物し、鑑定してもらう。相楽樹ってものすごい美人だね。そしてレトロ好きとは素晴らしすぎる。
銀食器、磁器に似せて作った陶器、ガラス、雑貨など、その道のプロの説明があり、実際に買い物する。前半は鑑定結果が高いものが続き、出来すぎだなあと思いながら見ていたが、途中、かわいそうなアクシデントもあった。相楽樹が買ったものについて語り、本当に気に入って買ったのだと分かる。いいこと云うじゃないか。
私は傘について何度も記事にしているくらい好きなので、大規模なクリニャンクールの蚤の市のアンティークの傘の店、傘修理の店が紹介されていたのが、嬉しかった。傘修理職人は大量のビニール傘が使い捨てにされることに疑問を抱いた。どうしてそんなに簡単に捨てられるのでしょうかと語る。電化製品でもなんでも壊れるように出来ているという噂もあり、どんどん壊れてどんどん新しいものが売れた方がメーカーは儲かる。だが、私も修理して使えるものは修理して大切に使った方がいいと思っている。
バカラのパウダー入れと香水瓶に買った額よりも低い評価額を付けたガラス専門店の店主がいいことを云った。「でも一番大事なのは気に入ったかどうかですよ。フランスのいい思い出じゃないですか」と。これは本当に私も同意する。最初、お宝目当てで買い物するってどうよと思いながら見始めたが、最後にこの一言が聞けてよかった。やはり自分が本当に気に入ったものなら評価額が高くても、じゃあ売りますとはならない。
下記に相楽樹のインタヴューが載っていて、値切るのがうまくなったそうだ。女は度胸があるな。
お宝を掘り当てろ!! アンティーク鑑定旅 in 北欧
私も行ったことのあるヴァンヴは映像が出てきてすぐ判った。普通の通路の両側に露店が並んでいる感じを思い出す。長い間ほったらかしてあるサイト彩色写真館の記事「パリの蚤の市について」にそのことが書いてある。サイトに載せた少女と花の写真は1ユーロで買った絵葉書だが、色や雰囲気が日常生活では見られないもので、実に美しい。
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