『ターミネーター3』以降をサラーッと見る

ジェームズ・キャメロン監督の『ターミネーター』(1984)と『ターミネーター2』(1991)は大好きで影響も受け、リスペクトしていて、過去に何度か見ている。機械人間が出てきてタイムトラベルもあるなんて、男ならワクワクするね。

こちらは昔実際に使っていたキーホルダーだ。頭の上に付いていた金属のパーツは取れてしまった。

ターミネーター2 キーホルダー

テレビでシリーズをまとめて放送していたので、3以降を見てみた。集中して見るほどでもないのでトレーニングしながら流す感じで、途中で切ってまた続きを見たりした。

『ターミネーター3』ジョナサン・モストウ監督 2003)
これは映画館で観ていた。改めて見ると後味最悪だね。ターミネーターがサラ・コナーの棺桶担いで何やってんだろうと観客に思わせておいてバッと棺桶を開ければよいのに先に中身を見せてしまうし、ケイト・ブリュースターが銃を撃っているところをジョン・コナーがハッと見る演技だけで観客もサラ・コナーを連想するのに、わざわざ「母さんみたいだ」と台詞で説明するあたりが駄目な演出だ。これを見た直後に地震が起こり、停電になり、記事「このままドラマ『ダーク・エンジェル』の世界になるかと思った」の状態になり、気分は本当に暗くなった。

『ターミネーター4』マックG監督 2009)
思ったより悪くなかった。アーノルド・シュワルツェネッガーのT-800は字幕で「サイボーグ」となっているが、全部機械で造ったものはサイボーグとは云わないのに、SF好きじゃない人にとっては同じようなものなのだろうなと思っていたが、なんと『ターミネーター4』にはサイボーグが登場する。これはもしかするとT-800の原型で、開発の秘密が明かされるのかと期待した。ジョン・コナーがカイル・リースを救い出すというストーリーはいい。カイル・リースを過去に送り込むところが描かれるのかと期待した。だが、それらの期待は叶うことなく、俺たちの戦いはまだ始まったばかりだという終わり方で、えーっ? と感じさせるものだった。話せない子供が出てくるのは『マッドマックス2』の影響か。

最近、下記の記事を読んで、笑った。クリスチャン・ベールは好きなのだが、この映画のジョン・コナーはずっとムッとしていてボソボソしゃべるだけで、あまり魅力的ではなかった。

クリスチャン・ベール「ターミネーター4」を3度断っていた

『ターミネーター:新起動/ジェニシス』アラン・テイラー監督 2015)
美少年、美青年だったジョン・コナー、カイル・リースがおっついおっさんになってしまったこの映画は、パロディのコントだと思えば悪くなかった。未来がどうなるのか簡単に教えちゃっていいのかな、とは思う。

ジェームズ・キャメロンが関わる次回作は一体どうなるのか?

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