上海に行きたいが、今のところその予定はなく、パスポートなしで中国気分を味わうため、神戸の南京町に行った。最初、大体の方向の目星をつけて、適当に歩いて行けばネオンの光が見えて、南京町にぶつかるだろうと思っていたら、たどりつけなかった。次の日、もう一度きちんと調べて行き、やっとたどりついた。地図で見ると広く感じるが、思っていたより小規模な中華街で、場所が分かりずらかったのだ。
目についた店で小籠包を買い、その店の前のテーブルで食した。映画やドラマで外のテーブル食事しているのを見ていたし、店員は中国人なので、多少は中国気分になれた。
ブルース・リーの像がある雑貨店に功夫服が売られていた。ブルース・リーのような紺の服があれば欲しいのだが、白と黒しかなかった。映画やドラマの中国人は白の上に濃い色の服を重ね着している。『死亡遊戯』の黄色のトラックスーツもあった。
夜に行ったので閉まっている店も多く、あまり見て回れなかった。町のシンボルのあづまやは工事中で見られなかった。この方面に行く機会があれば、また行きたい。
ウェブサイトの右側のサイドバーに南京町についての説明や歴史の読みものがある。
南京町商店街振興組合の公式サイト 熱烈歓迎!南京町
コメント
ブラッケン・ダーキン殿
紅真吾です。
”ナンキンマチ”とは懐かしいフレーズですね。
私の父は、中華街を”ナンキンマチ”と呼んでいました。
ところで、「オールド・上海」ですか?
貴殿が取り上げた生島治朗氏は『黄土の奔流』から続く「紅真吾3部作」の他に『上海無宿』なぁんていうゴキゲンな短編小説集もあります。
まァ既にご存知でしょうネ。
作家の伴野朗氏を紹介致します。
「オールド・上海」を舞台にしたスパイ小説を複数冊出してます。
租界のある上海を舞台にして、日本の特務機関員が活躍します。
中では一番有名なのが『五十万年の死角』。
北京原人の化石を追って、特機関、共産党、国民党、が暗闘します。
もう、「たまりましぇ~ん」ですワ。
第22回乱歩賞受賞作です。
私が居住する市には中華街があります。
はずれの方には、ちょっとディープな雰囲気のバーなどもありまして、かつては恋人とのデート・コースでありました。
率直な感想を申し上げると、貴殿のディープな世界とはあまりお近づきになりたく無いのですがねェ、またチョコチョコ立ち寄りそうな気がしております。
では、また。
そうなのですか。神戸の南京町も地名というわけではなく、中国人が多く住む町として、このように呼ばれるようになったそうです。
伴野朗氏のタイトルに上海が入った作品はいくつか持っていますが、『五十万年の死角』もそうなのですね。よい情報をありがとうございます。
私などまだまだディープだとは思っていなのですが、人それぞれ好みがありますからね。私も立ち寄らせていただきます。