『ヒューゴの不思議な発明』 マーティン・スコセッシ監督 映画をめぐる少年少女の冒険

ヒューゴの不思議な発明 マーティン・スコセッシ Hugo Cabret French Poster

マーティン・スコセッシ監督の『ヒューゴの不思議な発明』は最高の映画ではないかもしれないが、作品世界が最高に私の好みの映画だ。1930年代、パリ、時計、歯車、機械人形、奇術、汽車、カフェ、古書店(本好きの少女)、映画(映画好きの少年)、眠って見る夢、等など、どうでもいい要素は全くない。レンチの形まで凝っている。この世界に3Dで没入できるだけでも価値がある。

『ヒューゴの不思議な発明 公式ガイドブック』は安っぽいタイトルだが日本で編集したものではなく、原作者ブライアン・セルズニックの著書なのだ。厚くて写真や絵や読み物が充実している。

ブライアン・セルズニックがインスピレーションを受けた本『エジソンのイヴたち』は『生きている人形』ゲイビー・ウッド 青土社)というタイトルで邦訳が出ている。私も持っている。

『シネマの誕生物語 魔術師と映画』エリック・バーナウ ありな書房)もこの辺と関係ある本だが、あまり出回っていないようだ。

ブライアン・セルズニックはアメリカ人だが、フランスと機械の関係というのはある。
参照 仏蘭西からくり

ジョルジュ・メリエスと絵画の意外な関係
参照 モローが絵の先生

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