『サラゴサ手稿』(ヤン・ポトツキ)が岩波文庫で出ていた。発売されたのは数か月前だが、私は最近、本屋をぶらぶらしていてたまたま見つけた。
『幻想文学論序説』(ツヴェタン・トドロフ 創元ライブラリ)の訳者あとがきに『サラゴサ手稿』完全版の新訳が創元ライブラリに収められることになったと書いてあるが、全然出る気配もなかった。昔、本屋で働いていたときに職権濫用して東京創元社の営業に聞いてみたら、「何分少人数でやっているものですから」と云われた。その『サラゴサ手稿』がすっかり忘れていた頃に出ていたので驚いた。
買ったがまだ読んでいない。