ビデオでは『カンターヴィル・ゴースト』だが、かなり前にテレビで流れたときは『カンタヴィル家の亡霊』だった。私は子供の頃、これをビデオに録ったものを何度も見ていて、また見てみたいと思っていたが、今日見つけた。オスカー・ワイルドの原作は少し大人っぽい感じがあるが、このテレビ映画は主人公が子供(アリッサ・ミラノ)で、子供が見ても楽しめるようになっている。呪われた男と呪いを解く少女の話は『美女と野獣』の系譜だろう。継母が出てくるし、昔話っぽい。
関連記事
『いやな感じ』高見順
浅草に凝っていた時期に高見順の『如何なる星の下に』を読み、『いやな感じ』にも興味を持ったが古本が高値なので買わずにいた。これが復刊されていたので買って読み始めたら圧倒されて一気に読...
子供の頃『おじさんのかさ』が好きだったのは覚えているが、どんな話だったかは忘れてしまった
子供の頃に『おじさんのかさ』(さのようこ)が好きだったのは覚えているが、どんな話だったかは忘れてしまったので、図書館で借りて読んでみた。 昔、好きだった理由は思い出せないが、...
「モテたければ外見をよくしろ」と書いてある『星の王子さま』関連本
『もてる! 『星の王子さま』効果』(晴香葉子 講談社+α新書)のタイトルを見て、またくだらない本が出ているなと思った。だが、サン=テグジュペリは実際モテたので、もしかしたら...
『ルートヴィヒ』 ドイツ映画界が威信をかけた豪華な伝記
耽美で芸術性が高く、映画として面白いのは『ルートヴィヒ』(ルキノ・ヴィスコンティ監督 1972)だが、『ルートヴィヒ』(マリー・ノエル ピーター・ゼアー脚本・監督 2012...
『オペラ座の怪人』 ケン・ラッセル監督のプロモーション・ビデオ
私の好きなケン・ラッセル監督は『オペラ座の怪人』ミュージカル化の前にプロモーションビデオを撮っている。 2004年の映画では、雪が積もった墓場...
『虚空の花』南條竹則 『未来のイヴ』にまつわる批評風小説
「南條竹則って知ってますか」と問われたとき、どこかで聞き覚えはあったがすぐには思い出せなかった。少し考えて、光文社古典新訳文庫で何か訳していたのを思い出した。 「翻訳の方...
本の話をしていないのに本が好きそうとバレるのはいいんだか悪いんだか
記事「夜の名言集1 『さかしま』(ユイスマンス)第一章より」に引用した言葉のごとく孤独の快適さを感じ、人づきあいする金があったら本が欲しいという生活を長いあいだ続けてきて、下のよう...
万年筆裏返し 塚本邦雄の方法
『うつつゆめもどき=毒舌いろは加留多』(塚本邦雄 創元社)を読んでいたら、驚くべき万年筆の使い方が載っていた。 私の万年筆の使い方は、もし万年筆評論家がいたとしたら(いる...
ヴィリエ・ド・リラダンとワーグナー
『ピモダン館』(齋藤磯雄 小澤書店)収録の「ヴィリエ・ド・リラダンの墓」で、ヴィリエ・ド・リラダンの墓がペール・ラシェーズ墓地にあり、墓地のすぐ近くにヴィリエ・ド・リラダン...
リチャード・ギアに学ぶボディランゲージ、アイコンタクト
俳優の目の使い方を参考にして生活に取り入れていこうという企画で、記事「エロティックな紳士を目指してジャック・ニコルソンの目つきをできるようになりたいと思ったが簡単ではない」、「クラ...