「 1900年代 」一覧

『世界殺人公社』 ベル・エポックのヨーロッパを股に掛けた殺し屋たちの殺し合いコメディ

『世界殺人公社』 ベル・エポックのヨーロッパを股に掛けた殺し屋たちの殺し合いコメディ

『世界殺人公社』(ベイジル・ディアデン監督 1969)はスパイ映画ではないが、60年代スパイ映画のムードがあるコメディだ。同じく1969年の『女王陛下の007』でジェームズ...

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「スターニスラワ・ダスプの遺言」 H・H・エーヴェルス 伯爵の愛するアバズレ妻の最後

「スターニスラワ・ダスプの遺言」 H・H・エーヴェルス 伯爵の愛するアバズレ妻の最後

「スターニスラワ・ダスプの遺言」(H・H・エーヴェルス)は、歌姫に惚れ込んだ伯爵の話らしいとどこかで読み、『カルパチアの城』や『トリルビー』のようなものを想像した。ところが...

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『夢の丘』 アーサー・マッケン 田舎にも都会にも馴染めず死に向かう芸術家

『夢の丘』 アーサー・マッケン 田舎にも都会にも馴染めず死に向かう芸術家

アーサー・マッケンの『夢の丘』(1907)は、以前読んだときは中断した。ほぼ全篇、文学者志望の男の妄想でストーリーらしきストーリーも会話もなく、読みづらい。これは作品が悪い...

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『一九三四年冬ー乱歩』 久世光彦 日英仏ひきこもり文学

『一九三四年冬ー乱歩』 久世光彦 日英仏ひきこもり文学

『一九三四年冬━乱歩』(久世光彦 1993)は以前から著者にも題材にも興味はあったが、読む本が他にもあるので手を出さずにいた。図書館でたまたま目に入り、借りてみた。オチは特...

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『帝都物語』CGではなくモノで明治大正を再現

『帝都物語』CGではなくモノで明治大正を再現

昔、『帝都物語』(実相寺昭雄監督 1988)を観たときは、わけのわからない映画だと思った。その後、陰陽道や過去の歴史、文化に興味を持ってから見ると面白く感じるようになった。 ...

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『キング・コング』に影響を与えた猿たち

『キング・コング』に影響を与えた猿たち

『図像探偵 眼で解く推理博覧会』(荒俣宏 光文社文庫)に、ポオはオランを知らなかった説なるものが載っている。博物学の本のオランウータンの絵には幼獣や愛らしいものが多いことと、小説中...

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ヘレン・ブラッドレイ 20世紀初頭イギリスの小さな町の暮しの絵

ヘレン・ブラッドレイ 20世紀初頭イギリスの小さな町の暮しの絵

”Evening on the Promenade” ヘレン・ブラッドレイ(Helen Bradley 1900-1979)は、60歳になってから絵を描き始めた。ときどき孫たちに...

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『メリエスの素晴らしき映画魔術』 二十年がかりで修復された百十年前のカラー映画

『メリエスの素晴らしき映画魔術』 二十年がかりで修復された百十年前のカラー映画

以前から興味あった19世紀末と最近凝っている20世紀をつなぐものがありそうで『メリエスの素晴らしき映画魔術』を見たのだが、話が21世紀まで飛ぶとは予想外だった。ほぼ映画関係...

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毒の娘 死の接吻

毒の娘 死の接吻

「ラパチーニの娘」(ホーソーン 1844 『毒薬ミステリ傑作選』収録)も「毒の園」(ソログープ 1908 『書物の王国5 植物』収録)も、有毒植物を研究するマッド・サイエン...

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モローが絵の先生

モローが絵の先生

ギュスターヴ・モローも映画も好きなのだが、こんなつながりがあるとは知らなかった。すごい、びっくり。以下は『フランス映画史の誘惑』(中条省平  集英社新書)より引用。  ジ...

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