FINAL カナル型イヤホン E3000を買ったのは一年ほど前のことだ。安すぎず、高すぎず、五千円クラスで探し、色々試聴した。スマホに入っていた小片リサの「真夜中のドア〜stay with me」で。
インパクトのある音のイヤホンは他にもあった。だが、サ行がシュッと擦れて頭に響くのが多い中、E3000はそうならずに自然に聴こえた。E3000の説明を読むと、確かにその通りだ。
特定の音域を強調をしないことで、低域から中高域までバランスよく再生し、高い解像度を実現。
迫力があり、それでいて芯のある低域と、(低域に埋もれない)クリアで伸びのある中高域を両立し、ホールで音楽を聴いているような音の広がりを体感いただけます。そのため、アコースティックやジャズ、クラシックなどの、生音が響く「空気感」をもお楽しみ頂けるサウンドです。
一聴したときのアピールよりも、長く使うほどに良さを感じる「定番」と呼ばれることを目指した、ナチュラルな音質を追求した製品です。
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そのとき気付いたのが小片リサの声のゆらぎだ。パソコンと安いヘッドフォンで聴いていたときは気付かなかった。小片リサは大袈裟なヴィブラートを使わず、自然に発声しているところが好きだったが、よく聴くと実は声にゆらぎがあったのだな。心地よい。CDを持っているけどハイレゾでも聴きたい。
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