「 本 」一覧
山道を車で疾っていたら古本屋があった
どこかに旅行に行くとき、その土地の古本屋を調べておいて、行くことはよくある。だが、ドライヴ中、古本屋などまったく想定していないところに、このような看板があった。古本好きの習性でそち...
手塚治虫記念館「戦後70年に考える アドルフに告ぐ展 ぼくは戦争の語り部になりたい」
手塚治虫記念館で開催された「戦後70年に考える アドルフに告ぐ展 ぼくは戦争の語り部になりたい」では、原画が多数展示されていた。私がこれを見たときはまだ『アドルフに告ぐ』を...
『上海特急』(1932)西洋から見た幻想の魔都上海
上海特急は実在しなかったし、ハリウッドのセットで撮影された『上海特急』(1932)は西洋から見た幻想の上海、現実の方が色あせるほどに見事なキッチュ、『インディ・ジョーンズ ...
ドッペルゲンガー雑感 他人の空似の場合 脳内イメージ出現の場合
私には幽霊は視えず、超常現象には全然縁がない。だが、ドッペルゲンガーはありえないことではないと思っている。 私が地震を機に移住してから、前に住んでいた土地には年に数回、あるい...
夜の名言集1 『さかしま』(ユイスマンス)第一章より
"Des Esseintes" Odilon Redon (1888) ひとは自分の家に孤独でいればいるほど快適であり、精神は夜の暗黒と隣り合わせに接しているときに、はじめて...
『さかしま』のユイスマンスの理想はボヘミアンになることだった
『超読書体験』(コリン・ウィルソン 学研M文庫)に『さかしま』(ユイスマンス 1884)についての章があり、ユイスマンスが今なお少数の熱心なファンに支持される「カルト的な人...
本棚をもうひとつ増やそうと思って迷ったけどやっぱりやめた話
過去の記事「ドラスティックな片付けをした結果」で本を減らしてから二年経ち、また着々と増えてきて、もうひとつ本棚があればすっきりするのにと思った。もうスペースはあまりないのだが、服の...
ドッペルゲンガー 実行不可能なことをもう一人の自分が果たすという解釈
『血のアラベスク 吸血鬼読本』(須永朝彦)は吸血鬼伝承、ドラキュラのモデルであるワラキア公国のヴラッド大公などの歴史、文芸、映画、舞台化された吸血鬼について書かれた本だが、...
本屋のブックカバーの折り目がズレていた話
過去に縁のあった本屋の影響で、私は本にカバーをかけるときはただひっかけるだけではなく、下の画像のように本より少し大きめに折ってカパッとかぶせる方式にしている。こうすると運んだり読ん...
東西ドッペルゲンガー譚
ドッペルゲンガーのテーマに興味があり、その手の本を読んでいこうと思っている。何故かよく分からないが、昔から興味を惹かれていた。双子を見たときの不思議な感じが関係しているかも...