「 映画 」一覧
『シャンハイ』上海が舞台の映画をいくつか見てたどりついた魔都の雰囲気
『上海特急』(ジョセフ・フォン・スタンバーグ監督 1932)を見て私の中で上海ブームが起こり、『上海バンスキング』(深作欣二監督 1984)、『上海ブルース』(ツイ・ハーク...
『上海特急』(1932)西洋から見た幻想の魔都上海
上海特急は実在しなかったし、ハリウッドのセットで撮影された『上海特急』(1932)は西洋から見た幻想の上海、現実の方が色あせるほどに見事なキッチュ、『インディ・ジョーンズ ...
宇宙でダンシング チャンピオン夫妻
あえて古い表記をすれば『ザッツ・エンターテイメント』、今は『ザッツ・エンタテインメント』(1974)はミュージカルに興味持ち始めた頃に一度見たが、当時はまだそれほど感銘を受...
ハマー・フィルム・プロダクションのフランケンシュタイン
私のプロフィールに「演じてみたい役:フランケンシュタイン男爵」と書いてあるのは、メアリー・シェリーの小説のフランケンシュタインではなく、ハマー・フィルム・プロダクションのフ...
『地獄の天使』(1930) ハワード・ヒューズが巨額を注ぎ込んだ飛行機映画
ハワード・ヒューズの伝記映画『アビエイター』(マーティン・スコセッシ監督 2004)はそれほど面白い映画でもないが、私は好きだ。映像、音楽、ファッションに時代の雰囲気が出て...
『オペラ座の怪人』 二種類のフランス語バージョン
過去に書いた『オペラ座の怪人』の二種類のフランス語バージョンについての記事が断片的だったので多少修正してまとめる。 映画『オペラ座の怪人』フランス語版 映画『オペラ座の怪人...
フランク・キャプラが二度映画化 浮浪者が淑女に変身 『一日だけの淑女』と『ポケット一杯の幸福』
デイモン・ラニアン作品集『ブロードウェイの出来事』の帯の寺山修司のコメントに「往年のワイルダーやキャプラにも似た」とあるが、実際にフランク・キャプラ監督で映画化された短篇が...
『シラノ・ド・ベルジュラック』と『冒険者たち』 ガキっぽくていいんじゃない?
フランスの男は洗練された大人っぽいイメージもあるが、意外と純情というかガキっぽいのだろうか。『シラノ・ド・ベルジュラック』(ジャン=ポール・ラプノー監督 ジェラール・ドパル...
札幌の名画座、蠍座が昨日閉館したことを今朝知った
蠍座のオープニングは『スモーク』と『ブロードウェイと銃弾』の二本立てでした。 あるのが普通な感覚だったので、なくなったという知らせには驚いた。 北海道唯一の名画座・蠍座12...
『ドリアン・グレイ』(2009) ワイルドの原作に忠実な雰囲気と大胆な改変
『ドリアン・グレイ』(オリヴァー・パーカー監督 2009)は日本では劇場公開されなかったので、もっと安っぽい映画かと思っていたが、かなりよかった。衣裳もセットも小道具も映像も格...