「 Blacken Darkin 」一覧

1900年の机

1900年の机

過去の記事「文机」に「文机には大きなひきだしが付いているから部屋がすっきりするはずなのだが、片付くかな」と書いたが、全くもって片付いていない。雰囲気を気に入って買ったものの...

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ウミガメか リクガメか

ウミガメか リクガメか

『さかしま』(ユイスマンス)の第四章に出てくる亀の甲羅に黄金の鎧を着せ、宝石を象眼するという狂ったエピソードを最初に読んだときは、何となくリクガメを想像していた。だが、原書のペーパ...

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『機械探偵クリク・ロボット』 フランスのナンセンス・ミステリ

『機械探偵クリク・ロボット』 フランスのナンセンス・ミステリ

著者本人のヘタウマな挿絵が入っている『機械探偵クリク・ロボット』(カミ ハヤカワ・ミステリ)には、五つの館がある広い庭園が舞台の殺人事件、盗難事件、意外な犯人の「五つの館の...

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ケン・ラッセル演出のオペラ『ファウスト』が出た

ケン・ラッセル演出のオペラ『ファウスト』が出た

特に好きで日本語字幕のないDVDを持っていたケン・ラッセル演出、グノーの『ファウスト』が、本屋で売られているデアゴスティーニのDVDオペラ・コレクションで出た。26号だ。オ...

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『未來のイヴ』ヴィリエ・ド・リラダン 創元ライブラリ

『未來のイヴ』ヴィリエ・ド・リラダン 創元ライブラリ

『未來のイヴ』(ヴィリエ・ド・リラダン 創元ライブラリ)を読んだ。エワルド卿とエディソン、エワルド卿とハダリーの対話に緊張感がある。アリシア・クラリーの図々しさ、エディソン...

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幻燈機

幻燈機

『未來のイヴ』の第四巻第四章にカラー映画が出てくる。出版は1886年で、1895年のシネマトグラフ発明より前だ。当然、映画という言葉が出てくるわけではなく、幻燈機(lanp...

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蚤の市の古本屋

蚤の市の古本屋

クリニャンクールの蚤の市の中に古本屋がある。『パリノルール』には15万冊もの古本、古雑誌、600㎡もある広い本屋、一日すごしてしまうほど魅力的と書いてある。その場所に向かう...

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『紅の豚』 ジブリファンじゃないがこれには泣かされた

『紅の豚』 ジブリファンじゃないがこれには泣かされた

私は熱烈なアンチ・ジブリというほどではないが、期待していた『もののけ姫』が説教臭くてがっかりしてから、「ジブリファン」なるものに対して、へーよかったねーという醒めた感じだ。...

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モローが絵の先生

モローが絵の先生

ギュスターヴ・モローも映画も好きなのだが、こんなつながりがあるとは知らなかった。すごい、びっくり。以下は『フランス映画史の誘惑』(中条省平  集英社新書)より引用。  ジ...

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ギュスターヴ・モロー美術館へ行ったときの話 デジャ・ヴュの反対は

ギュスターヴ・モロー美術館へ行ったときの話 デジャ・ヴュの反対は

ギュスターヴ・モロー美術館で「妖精とグリフィン」を見て、なんと美しい肌色であることよ、と思った。 これは見たことのない絵だと思った。だが、入り口の売店で図録を見ていて...

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