「 Blacken Darkin 」一覧
楽天ブックスもAmazonもただの運送屋であって本屋ではないということがよく分かった
私は古い本や安い本が多少傷んでいても許容する方だが、新品ではありえない品質の本に二連続でぶち当たった。 まず楽天ブックスで買ったら、最初から表紙に折れ目の付いているものが届い...
専制君主とは自己の利益のために法律を利用する者のことであり、人間の権利が万人にひとしく分割されている国では、自分が犠牲にしようとした相手からたちまちに殺されてしまう 『悪徳の栄え』 マルキ・ド・サド
古本屋で現代思潮社版の『悪徳の栄え』(マルキ・ド・サド 1797)を見かけた。私が持っているのは角川文庫なので、「露骨にして具体的なる性交性戯に関する記述」はカットされてい...
花冠の乙女たち ガストン・ブシエール フランス象徴派
インパクトの強い色使いがずっと気になっていた。「紫の眼」という言葉は小説では見かけても、実在の人物は勿論、絵画でも見かけない。 ”Deux enfants aux couronn...
ニキシー管時計のアプリ
下の画像のような数字をどこかで見たことがあるような気がするが、思い出せない。ニキシー管という名称は認識していなかった。同じようなものは1920年代からあったが、普及したのは1950...
理想の傘がなかなかない理由
記事「理想の傘がなかなかない」に書いたように、傘を探している。私は暗い色より明るい柄の方が好きだが、欲しいと思えるほどの柄は存在しないので、黒を探すことにした。私が探しているのは以...
『チャーリング・クロス街84番地』 ニューヨークの古本好きとロンドンの古書店 二十年にわたる文通
『チャリング・クロス街84番地―書物を愛する人のための本』(ヘレーン・ハンフ 中公文庫)の存在は知っていたが「書物を愛する人」というのがわざとらしく感じ、手に取るまでには至...
『わが友フランケンシュタイン』 和田慎二 心優しき怪物の遍歴 フランケンシュタイン男爵や女性型人造人間も登場
『わが友フランケンシュタイン』(和田慎二 集英社)は別冊マーガレットに掲載された連作短篇集だ。どれもフランケンシュタインの怪物が発見され、人々と交流し、去ってゆくという内容...
『女王陛下の007』 レトロでポップなムードもありハード路線の悲哀もありの二代目ボンド
『007/スペクター』(サム・メンデス監督 2015)は悪くはなかった。ボンド・ガール、マドレーヌ役のレア・セドゥがただならぬの雰囲気でよかった。終盤の展開に無理があるが、...
神戸のチャイナタウン 南京町の夜
上海に行きたいが、今のところその予定はなく、パスポートなしで中国気分を味わうため、神戸の南京町に行った。最初、大体の方向の目星をつけて、適当に歩いて行けばネオンの光が見えて、南京町...