主に19世紀末から20世紀前半、デカダンス、幻想怪奇、空想科学の文学、美術、映画等について
2007/3/29 2021/9/12 本
ピーター・シスの『三つの金の鍵 魔法のプラハ』(BL出版)を読んだ。本当は欲しいが図書館で借りた。細かいところが書き込まれた絵本だから何度でも楽しめるはずだ。私は夢を見ているような映画や本が好きだが、これはまさにそうだ。幽霊のようなものや、何か変な化け物?のようなものが色々出てくる。内容はノスタルジックだ。
写真の鍵は金の鍵ではないが、まんまるのデザインがとても気に入っている鍵を首飾りにしたものだ。ヨーロッパの鍵も美しいが、私はこの日本製の素朴な感じが好きだ。
アメリカ, チェコ, 本 Blacken Darkin
諸君、 ━━イツト IT いつと と、三通りに書いた旗が、七月の風に飜 つてゐる。觀音劇場だ。 と川端康成の『浅草紅団』(1930)に書かれている。これは映画のタイト...
記事を読む
『つばさ』(1927)は第一次大戦時の飛行機乗りの恋と友情を描いた映画で、監督は実際に飛行機乗りだった。数機ならんだ離陸シーン、飛んでいる飛行機の陰が地上に映ったり、雲の上...
かなり昔、スティーヴン・ミルハウザーの「アウグスト・エッシェンブルク」が映画化されるらしいと、雑誌の小さな記事で読んだ記憶がある。好きな小説なので、見間違いではないはずだ。...
オスカー・ワイルドの小説を読んだり、ワイルド原作の映画を見たりしていると、秘密が重要であることに気づく。男二人いれば、秘密を持った真面目な男とお気楽者というパターンがある。...
『ミッドナイト・イン・パリ』(ウディ・アレン監督 2011)が公開されたときは、フランス映画じゃないという理由で観なかった。その後、フィッツジェラルドの『グレート・ギャツビ...
映画『ダンシング・レディ』(1933)でダンサー役のフレッド・アステアが相方の女性に、自分のことを「スヴェンガリ」だと云っていた。「コンビで人気なのも俺のおかげなんだぞ」という程度...
『憂い顔の『星の王子さま』』 (加藤晴久 書肆心水)を読むと、たくさんある『星の王子さま』(サン=テグジュペリ)の翻訳はどいつもこいつも駄目だと思えてくる。後発で、その分誤...
映画館で一度観たバズ・ラーマン監督版『華麗なるギャツビー』を動画配信で見た。音楽やキャストの脂肪量に不満はあるが、こういうものだと思って見たら悪くはなかった。記事「鳥と花と...
記事「久世光彦「去年の魔都 いまいずこ」 久生十蘭『魔都』解説」に久しぶりに魔都上海の話題が出てきたので少し調べていて、『魔都』(魔木子 ぶんか社)という漫画を知った。私は...
『未來のイヴ』(ヴィリエ・ド・リラダン 創元ライブラリ)を読んだ。エワルド卿とエディソン、エワルド卿とハダリーの対話に緊張感がある。アリシア・クラリーの図々しさ、エディソン...
メールアドレスが公開されることはありません。
名前
メール
サイト
新しいコメントをメールで通知
新しい投稿をメールで受け取る