月蝕歌劇団の芝居は何度か観に行ったが、詩劇ライヴと実験室公演は初めて観た。狭いバーでの生歌は贅沢な気分だ。オンディーヌ美帆嬢に薔薇をもらった。さすが、歌いながら薔薇を配ってこそ歌手ですね。
『月蝕機関説』(寺山修司 河出文庫)の解説に、寺山が先に出ていた高取英の本から月蝕の文字を取って「僕の方がメジャーだから、君がマネしたといわれるよ」と云ったというエピソードが載っているが、これを読むまで私もそうだと思っていた。
ライヴと芝居の間に名曲喫茶のヴィオロンに行ったが、コンサートをやっていたのでマクドへ。中野のクラシックなき今、私の知っている範囲では渋谷のライオンと阿佐ヶ谷のヴィオロンが一二を争うが、近さと値段でヴィオロンに軍配が上がる。ただ生演奏やSP盤のコンサートや芝居をやっていて入れないことがある。最近何度か行っているのだが、しばらく中に入っていない。