『優美と幻想のイラストレーター ジョルジュ・バルビエ』(解説・監修 海野弘 PIE)の解説に出てくる人物たちが興味深い。ジョルジュ・バルビエ自身に秘密や謎が多いため曖昧な書き方だが、マルセル・プルーストと知り合いだったらしい。
ピエール・ルイスの愛弟子で、バルビエはピエール・ルイスによってアンリ・ド・レニエに紹介され、レニエの本の多くの挿絵を描いた。レニエの妻マリーはファッション界と親しく、バルビエのファッション画は彼女との共同作業だった。
ピエール・ルイス、アンリ・ド・レニエ、マリーの関係は「あらら」という感じで、その辺のことは『60戯画 世紀末パリ人物図鑑』 (鹿島茂 中公文庫)に書いてある。
マリーがジェラール・ドゥーヴィルの名前で小説家になって三人の関係を暴露した小説を書いたそうで、ジェラールって男の名前だよなと思って調べてみたが、あまり情報はなかった。たまたま見つけたアンリ・ド・レニエ名言集が面白い。
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