洋書の『フランケンシュタイン』のバーニー・ライトソンの挿絵とスティーヴン・キングの序文付きがあるんだけど、これさー、以前はそれほど高くなかったんだよね。私は基本的には紙の本の方が好きだけど、電子書籍の方が単語を調べるのが楽だろうと思ってkindle版を買った。するとイラストの解像度が低かった。その後、紙の本が高くなってしまって、紙の本を買っておけばよかったなーと思っている。
関連記事
シェリ・エルアールのコケットでファンタスティクなイリュストレ
ブログ 有翼人の研究でラヴェンナの怪物について調べていて、『アラマタ図像館1「怪物」』 を見ていたら、古いフランスの雑誌のきれいな挿絵が載っていた。上のは本に載っているもの...
『歴史は夜作られる』ロマンスありサスペンスありユーモアあり タイタニックを思わせる船の遭難スペクタクル
少し前の記事「映画は宝探し まだまだ未知の世界が」に映像ソフトを買いすぎたと書いた。そのとき買ったDVDが『真説フランケンシュタイン 北極に消えた怪奇人間』、9枚組『フランケンシュ...
「スターニスラワ・ダスプの遺言」 H・H・エーヴェルス 伯爵の愛するアバズレ妻の最後
「スターニスラワ・ダスプの遺言」(H・H・エーヴェルス)は、歌姫に惚れ込んだ伯爵の話らしいとどこかで読み、『カルパチアの城』や『トリルビー』のようなものを想像した。ところが...
『がんばれ、リアム』 失業者がファシストになった末に
『がんばれ、リアム』(スティーヴン・フリアーズ監督 2000)というタイトルとポスターを見て、かわいい子供のほのぼのした映画だと思っていたら痛い目に遭うと、公開されたときに...
ハイレゾ対応ではないミニコンポでも再生機器と音源が変われば音が変わった
昔は普通の古本屋だったけどいつの間に音楽専門になってCDやレコードを大量に置くようになった店があるのを思い出して、行ってみた。客が結構入っているんだよね。やっぱり特化していると強い...
ペーパー・オペラ『ニーベルンゲンの指環』 神々も英雄もままならぬ
『ニーベルンゲンの指環』(リヒャルト・ワーグナー作 アーサー・ラッカム絵 新書館)四巻セットには挿絵が多い。ラッカムの絵は曲線が綺麗だ。「ラインの黄金」のみ寺山修司訳で、こ...
『ローマの休日』 王女と新聞記者は性交したのかしてないのか論争
最近、ちょっとしたきっかけがあって『ローマの休日』(ウィリアム・ワイラー監督 1953)を見た。かなり昔に一度見たが、ほとんど忘れていた。改めて見たら、これ本当に面白いですね。女子...
『ターミネーター3』以降をサラーッと見る
ジェームズ・キャメロン監督の『ターミネーター』(1984)と『ターミネーター2』(1991)は大好きで影響も受け、リスペクトしていて、過去に何度か見ている。機械人間が出てきてタイム...
『夢の丘』 アーサー・マッケン 田舎にも都会にも馴染めず死に向かう芸術家
アーサー・マッケンの『夢の丘』(1907)は、以前読んだときは中断した。ほぼ全篇、文学者志望の男の妄想でストーリーらしきストーリーも会話もなく、読みづらい。これは作品が悪い...