主に19世紀末から20世紀前半、デカダンス、幻想怪奇、空想科学の文学、美術、映画等について
2015/6/9 本, 美術
“Des Esseintes” Odilon Redon (1888)
ひとは自分の家に孤独でいればいるほど快適であり、精神は夜の暗黒と隣り合わせに接しているときに、はじめて真の昂奮と活気を得るものである、と彼は考えていた。 『さかしま』(J・K・ユイスマンス 澁澤龍彦訳)第一章より
19世紀末, フランス, 夜, 本, 美術 Blacken Darkin
ピーター・シスの『三つの金の鍵 魔法のプラハ』(BL出版)を読んだ。本当は欲しいが図書館で借りた。細かいところが書き込まれた絵本だから何度でも楽しめるはずだ。私は夢を見ているような...
記事を読む
『ドリアン・グレイ』(オリヴァー・パーカー監督 2009)は日本では劇場公開されなかったので、もっと安っぽい映画かと思っていたが、かなりよかった。衣裳もセットも小道具も映像も格...
洋書"The Complete Phantom of the Opera"は実際のオペラ座の歴史、『オペラ座の怪人』映画化作品についてやそのポスター、ロイド=ウェバー版について、セ...
ファム・ファタルはフランス語だ。映画やオペラ『ホフマン物語』の原作読んでいると、ファム・ファタル的な話で、ホフマンはドイツでよりもフランスで人気があり、フランス文学にも影響...
『フランケンシュタインのライヴァルたち』(マイケル・パリー編 ハヤカワ文庫)の編者あとがきに、次のようにある。 自動人形についてはこれまで多くの優れた物語が書かれてきた。...
本が増えてくる。 京極夏彦が本をどのように分類しているのかをインタビューで聞かれ、判型でと答えていた。私の本の量など、本当に多い人に比べればたいしたことはないが、大き...
『東京物語』(ふくやまけいこ ハヤカワ文庫)を再読した。絵はかわいいが、ミステリアスで結構壮大な話だ。 昭和初期の東京、雑誌記者の平介と謎の風来坊の草二郎が色々な謎を...
どこかに旅行に行くとき、その土地の古本屋を調べておいて、行くことはよくある。だが、ドライヴ中、古本屋などまったく想定していないところに、このような看板があった。古本好きの習性でそち...
『ピモダン館』(齋藤磯雄 小澤書店)収録の「ヴィリエ・ド・リラダンの墓」で、ヴィリエ・ド・リラダンの墓がペール・ラシェーズ墓地にあり、墓地のすぐ近くにヴィリエ・ド・リラダン...
写真家ソール・ライターが小さなコンデジで撮っている画像を見て、記事「いまさらながらデジカメを買った」のカメラを思い出した。 2010年にパリに持って行った。もうそんな...
メールアドレスが公開されることはありません。
名前
メール
サイト
新しいコメントをメールで通知
新しい投稿をメールで受け取る