ヴィンテージウォッチと並べても遜色ないヴィンテージ風のヴィンテージALBA(アルバ)

前の記事「初期ALBA(アルバ) アラビア数字インデックスのシルバー腕時計」もALBAについてだったが、また面白いALBAを見つけてしまった。ヴィンテージウォッチと並べても遜色ないヴィンテージ風のヴィンテージ。

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SEIKO(セイコー)のセカンドラインALBAのSuccess Vintageというシリーズで、三十年くらい前のものだ。プラスチックのドーム風防、シャープなドーフィン針、サンレイの出るボンベダイアル、細いバーインデックス、ケース幅34mm、ラグ幅18mmのサイズ感、廉価クォーツでもここまで美しい時計が存在する時代もあったのだな。こういう時計を発売する会社がないなら、私が作って売りたいくらいだ。

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記事「SEIKO(セイコー)ゴールドフェザー 復刻」に筆記体の“Seiko Goldfeather”のロゴとボンベダイアルのサンレイの輝きを再現してあったら発売直後に迷わず買ったと書いたが、ALBAでもここまで出来ていたのなら本当にもうひと頑張りしてほしかった。

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記事「SEIKO メカニカル SARB027 ドーフィン針のシルバー腕時計」の時計と並べてみた。ドーム風防、センターセコンド、ドーフィン針、バーインデックスのゴールドとシルバーの組み合わせ。

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SEIKOはダサいとは思っていないがダサいことを多々やらかすとは思っていた。欲しい時計について調べていて目に付いたブログ記事に興味深い記載があった。SEIKOは昔から安い製品には手を抜いたり、意図的にデザインを落とすという悪い性癖を持つ会社とのこと。

何故そんなことをするのか、意味が分からない。おそらく安い時計で満足してしまって高い時計を買ってもらえなくなるからだろうけど、安い時計も高い時計もどちらも美しくすればいいんじゃない? このALBA Success Vintageは安価でもデザインを落とさなかった奇蹟的な例なのだろう。

そのブログ記事で紹介されていた時計は私もドーフィン針の時計を探していたときに実物を見て、気になった。記事「SEIKO(セイコー)ドルチェが欲しい波が来たがやり過ごした」の時期だ。現行品の中ではかなりいい線行っている方ではあるが、12時位置のインデックスのデザインが好みではなかったので購入には至らなかった。

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