人造人間やアンドロイド、フランケンシュタインのテーマなど大好きな私は勿論、『ブレードランナー2049』(ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督 2017)を観に行った。あえて予習復習はしなかった。ゾクゾクするような瞬間はいくつかあったし、好きか嫌いかと云えば好きの部類に入るはずなのだが、いまいち盛り上がらなかった。
映像は安っぽくないが、たまにえっ? と思うような安っぽい出来事が起こるのと、音楽がわざとらしいのと、女性キャストがあまり魅力的ではないからだろう。どんでん返しも、へーという感じで、すごく驚くほどではなかった。
もはや物質ですらないヴァーチャル・ガールの設定は面白いが主人公との関係はそれほどドラマティックではない。いいところで止まってしまうのは記事『ヴァーチャルリアリティという言葉は二十年以上前からあるけど最近のVR動画ってどんなもの?』に書いたような動画をストリーミング再生していると突然止まってしまうことがあるのを思い出して笑ってしまった。
パンフレットとか『ブレードランナー』特集のムックとか結構買っている。FLIX SPECIAL 大特集『ブレードランナー2049』このカルトSF映画を観よ! 厳選100本を紹介(ビジネス社)には記事『『ティコ・ムーン』 パリに似た未来の月面都市が舞台のフランスSF』に書いた『ティコ・ムーン』も入っている。『メトロポリス』(りんたろう監督 2001)が入ってない。
でもやっぱりこういう世界好きだわ。『ブレードランナー2049』も何回か見ればもっと好きになるだろうか。IMAX3Dでも上映されてるんだ。知らなかったから2Dで観た。もう一回3Dで観ようかな。今度は復習して行こう。