「 1900年代 」一覧

フェルディナント・フォン・レズニチェク 1900年前後ミュンヘンの風俗画家 映画『たそがれの維納(ウィーン)』に出てくる絵

フェルディナント・フォン・レズニチェク 1900年前後ミュンヘンの風俗画家 映画『たそがれの維納(ウィーン)』に出てくる絵

『たそがれの維納(ウィーン)』(ヴィリ・フォルスト監督 1934)にアドルフ・ヴォールブリュック(アントン・ウォルブルック)演ずるデカダンな画家が出てくる。仮面とマフのみしか身に付...

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『恋の手ほどき』 結婚は目的じゃなくて偶然の結果なの

『恋の手ほどき』 結婚は目的じゃなくて偶然の結果なの

『恋の手ほどき』(ヴィンセント・ミネリ監督 1958)は、記事「ガーシュウィンの曲でダンシングな映画」に書いた『巴里のアメリカ人』のレスリー・キャロン、記事「『忘れじの面影...

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フランスの画家が描いたドリアン・グレイの肖像

フランスの画家が描いたドリアン・グレイの肖像

戌年だから犬の絵が多くツイートされているのを見て、思い出して昔の記事「犬猫姉妹」を復刻した。この絵について調べていて、たまたま見かけてかっこよいと思った絵がある。フランスの画家ジャ...

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『世界殺人公社』 ベル・エポックのヨーロッパを股に掛けた殺し屋たちの殺し合いコメディ

『世界殺人公社』 ベル・エポックのヨーロッパを股に掛けた殺し屋たちの殺し合いコメディ

『世界殺人公社』(ベイジル・ディアデン監督 1969)はスパイ映画ではないが、60年代スパイ映画のムードがあるコメディだ。同じく1969年の『女王陛下の007』でジェームズ...

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「スターニスラワ・ダスプの遺言」 H・H・エーヴェルス 伯爵の愛するアバズレ妻の最後

「スターニスラワ・ダスプの遺言」 H・H・エーヴェルス 伯爵の愛するアバズレ妻の最後

「スターニスラワ・ダスプの遺言」(H・H・エーヴェルス)は、歌姫に惚れ込んだ伯爵の話らしいとどこかで読み、『カルパチアの城』や『トリルビー』のようなものを想像した。ところが...

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『夢の丘』 アーサー・マッケン 田舎にも都会にも馴染めず死に向かう芸術家

『夢の丘』 アーサー・マッケン 田舎にも都会にも馴染めず死に向かう芸術家

アーサー・マッケンの『夢の丘』(1907)は、以前読んだときは中断した。ほぼ全篇、文学者志望の男の妄想でストーリーらしきストーリーも会話もなく、読みづらい。これは作品が悪い...

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『一九三四年冬ー乱歩』 久世光彦 日英仏ひきこもり文学

『一九三四年冬ー乱歩』 久世光彦 日英仏ひきこもり文学

『一九三四年冬━乱歩』(久世光彦 1993)は以前から著者にも題材にも興味はあったが、読む本が他にもあるので手を出さずにいた。図書館でたまたま目に入り、借りてみた。オチは特...

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『帝都物語』CGではなくモノで明治大正を再現

『帝都物語』CGではなくモノで明治大正を再現

昔、『帝都物語』(実相寺昭雄監督 1988)を観たときは、わけのわからない映画だと思った。その後、陰陽道や過去の歴史、文化に興味を持ってから見ると面白く感じるようになった。 ...

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『キング・コング』に影響を与えた猿たち

『キング・コング』に影響を与えた猿たち

『図像探偵 眼で解く推理博覧会』(荒俣宏 光文社文庫)に、ポオはオランを知らなかった説なるものが載っている。博物学の本のオランウータンの絵には幼獣や愛らしいものが多いことと、小説中...

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ヘレン・ブラッドレイ 20世紀初頭イギリスの小さな町の暮しの絵

ヘレン・ブラッドレイ 20世紀初頭イギリスの小さな町の暮しの絵

”Evening on the Promenade” ヘレン・ブラッドレイ(Helen Bradley 1900-1979)は、60歳になってから絵を描き始めた。ときどき孫たちに...

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