「 日本 」一覧
谷崎潤一郎「人面疽」の時代
「人面疽」について、過去の記事「「人面疽」 谷崎潤一郎 得体の知れない呪いのできもの、呪いの映画」に書いた。そのときは図書館で講談社文芸文庫の『金色の死』を借りて読んだ。久...
久世光彦「去年の魔都 いまいずこ」 久生十蘭『魔都』解説
朝日文庫の『魔都』(久生十蘭)は久世光彦が解説を書いている。私が持っている文庫本は教養文庫と創元推理文庫で、朝日文庫は手元にないが、久世光彦の解説は『悪い夢 私の好きな作家...
『魔都』(久生十蘭)をすでに持っているのに新しく創元推理文庫版を買う必要はあるか
四月に創元推理文庫の『魔都』(久生十蘭)が発売された。私は教養文庫版を持っているので急いで買う必要性は感じていなかったが、どのようなものか店頭に見に行った。 魔都 -...
『笑う吸血鬼』丸尾末広 ブルセラ・少年凶悪犯罪・オヤジ狩りの20世紀末グラン・ギニョール
丸尾末広は雑誌でイラストを見たり短篇を読んだりしたくらいで、きちんと読んだことがなかった。古本屋や古本市ではビニールがかかっていることが多く、今日たまたまビニールのかかって...
『オペラの怪人』 映画と同じ1925年に出版された二冊
『オペラ座の怪人』を青空文庫で探す人がいるようだが、ないみたいだ。作家別作品リスト:田中 早苗のところに「訳書は他にガストン・ルルー「オペラ座の怪人(抄)」など」との記載がある。こ...
クリスマスだから「いとしのヤツー」という歌を思い出して
私はクリスマスは別に好きでも嫌いでもないがクリスマスソングは楽しいから好きで、昔から好きだった歌をYouTubeで見ていた。そのとき、「いとしのヤツー」を思い出した。動画は探してみ...
子供の頃『おじさんのかさ』が好きだったのは覚えているが、どんな話だったかは忘れてしまった
子供の頃に『おじさんのかさ』(さのようこ)が好きだったのは覚えているが、どんな話だったかは忘れてしまったので、図書館で借りて読んでみた。 昔、好きだった理由は思い出せないが、...
『最速でおしゃれに見せる方法』で一番参考になったのは肌着の色
シャツの下には何も着ないのがエレガント、『或る夜の出来事』のクラーク・ゲーブルを気取って肌着を着ずにシャツを着ていたら、気に入っていたシャツにシミができてしまった。すぐ洗うようにし...
高速神戸の地下道の古書街
関西での古本屋めぐりも何度か行くうちに大体パターンが決まってきて、大阪の天神橋筋商店街や天牛書店江坂店、神戸の六甲の口笛文庫を気に入っているが、今回は新規開拓した。神戸の三宮から地...
東京滞在で起きた喉の痛みと眠気は風邪のせいか疲労のせいか放射性物質のせいか
私は旅行に行けば、いつも活動的に色々なところを歩き回る。だが、つい最近、3月5日から6日の関東滞在は、後半になると喉の痛み、咳が出てきて、ぐったり疲れて果てて、早く帰りたかった。 ...