「 美術 」一覧
ギュスターヴ・モロー美術館へ行ったときの話 デジャ・ヴュの反対は
ギュスターヴ・モロー美術館で「妖精とグリフィン」を見て、なんと美しい肌色であることよ、と思った。 これは見たことのない絵だと思った。だが、入り口の売店で図録を見ていて...
ラップ通りの集合住宅の中
二年以上前に『図説 アール・ヌーヴォー建築』(橋本文隆 河出書房新社)の表紙でこの建物を知った。強烈なインパクトだったが、全く別世界の存在で、実物を見たいとすら思ってはいな...
ポケモンか? 19世紀イギリスのグロテスクな新生物
アラマタ図像館(荒俣宏 小学館文庫)は十年前の本で、あまり本屋に置いていないが品切なわけではない。全部揃えてもいいような気がするが、まずは「怪物」を買った。珍妙な絵がたくさ...
はぐるまコラージュ メクセペル
古本屋でたまたま見かけて手に取ったのはマーブル柄だったからだが、中を見ると歯車、歯車、アンモナイト、セピア色の紙等々、とても気に入った。ドイツ人メクセペル(Mecksepe...
ダーガーはバンビを殺したか?
Untitled ヘンリー・ダーガーについてのドキュメンタリー映画『非現実の王国で』では触れられていないが、ダーガーは実際に少女殺した可能性があるらしい。ダーガー特集の美術手帖0...
ペーパー・オペラ『ニーベルンゲンの指環』 神々も英雄もままならぬ
『ニーベルンゲンの指環』(リヒャルト・ワーグナー作 アーサー・ラッカム絵 新書館)四巻セットには挿絵が多い。ラッカムの絵は曲線が綺麗だ。「ラインの黄金」のみ寺山修司訳で、こ...