記事「やっぱり70~80年代英国空軍ミリタリークロノグラフかっこよい」に書いた時計のような、似た感じのものを探していた。
(引用元:#TBT THE HAMILTON MILITARY CHRONOGRAPH – AN AFFORDABLE MOD PILOT’S WATCH)
このMWCくらいあっさりした作りがミリタリーらしくて好きだが、ケースの形や日付の向きが何か違う。
HAMILTON(ハミルトン)のKhaki Pilot Pioneerは、さすが自分のところで造っていただけあって、ケースの3時側がふくらんでいるところまでそっくりだ。だが、安くはない。機械式クロノグラフはオーバーホール代も高そうだ。
MONTBLANC(モンブラン)のこちらはおそらく70年代より前のデザインで、ちょっと違うが似ている。シンプルで好みだ。だが、安くはない。機械式クロノグラフはオーバーホール代も高そうだ。
さらに探し、たまたま見つけてしまったGeckota(ゲコータ)のクロノグラフ。か・か・か・かっこよい! 海外の通販サイトでいきなり買うのは勇気がいるが、記事「ジェームズ・ボンドモデルのNATOストラップ」に書いたようにAmazonでNATOストラップを買ったことがあったので、全然知らない会社ではなかった。
(引用元:THE MILITARY CHRONOGRAPH WRISTWATCH)
今年は本当に人間よりも機械が大好きな一年で、それを締めくくるかのように11月、12月は時計代を遣いすぎた。去年の12月に初めてオールドファッションな手巻き時計を買い、今月にハイテクなCASIO(カシオ)のPRO TREKを買い、そろそろ止めようと思っていたので、即買いではなかった。買うなら来月の方がいいんだけどなーと思ったが、丁度セールをやっていたんだよね。
通常価格 £299.00
販売価格 £199.00
自分の国へ送ってもらえるかという問合せがよくあるようで、それは買い物かごに商品を入れれば判るようになっている。別に買わなくてもいいのだから、とりあえず日本から買うことができるのか、送料はいくらなのか確認するつもりで試しに買い物かごに入れてみた。すると、なんとスペシャルオファーで送料無料だった。
さらに、交換用の時計ストラップを£50相当追加すると20%割引になるキャンペーン中だった。その説明のページにはこんな記載が。
Since we have just launched our exciting new range of watches in time for the Christmas season, this is the perfect time to pick up a new Geckota timepiece.
クリスマスシーズンに向けて、魅力的な時計を新しく発売したばかりなので、これは新しいGeckota時計を買うのに最適な時期です。
うわー、来月まで待っていたらセールが終わるかもしれない。
As always, the Geckota watches are made in very small batches of 100s at a time. As they’re known for unique designs & high-quality construction we don’t expect them to last long!
いつものように、ジェコタの時計は、一度に100個の非常に小さなバッチで作られています。彼らはユニークなデザインと高品質の建設で知られているので、長く続くことは期待していません!
うわー、今買っておかなければ売り切れてしまうかもしれないってことか・・・というわけで注文してしまった。2日後には発送されて、それから4日で届いた。早い。
木製の箱は高級感がある。
中も柔らかい布貼りで高級感がある。日本のものはどんどん貧相になっているが、イギリスの大手ではないメーカーの物作りのプライドを感じた。
替えベルトの一本目はこちら。よくあるタイプだが、私は持っていなかった。ハンドメイドでいい色だ。
厚みがあり、最初は扱いづらく感じていたが、慣れればいい装着感だ。安くはなかったが、しっかりした作りで長く使えそうだ。
私の勝手なイメージでミリタリークロノグラフと云えばやっぱりこれでしょというのがこちらだ。日本ではあまり見かけない。買ってしまってから、これはドイツっぽかったかな、イギリス風の時計に付けたらちゃんぽんになってしまうかなと思ったが、上のHAMILTONもやっているから、まあいいか。
いいねー、かっこよい! 黒ベルトに白ステッチは私のイメージ通りに時計と似合って、リベットがマットなサテン仕上げで薄くてよい。ただ、ベルトが長くて、一番短くして着けてもゆるい。NATOベルトなら折ればよいが、革ベルトはそうもいかない。そこが気になるところだが、元々日本人向けではないから仕方ない。
サンレイダイアルで針、ベゼル、ボタン、リューズは鏡面仕上げなので、完全なミリタリースタイルではなく現代風だが、針の形とインデックスが70年代オリジナルにかなり似ている。ケース幅は大きすぎない39mmで上で紹介した三本よりも小さいのだ。蛍光塗料が日焼けした状態を再現したインデックスも大好物だ。オレンジすぎず、丁度よい。日付がないところもよい。デザインと値段を考えると、これを選んで正解だった。
風防は反射防止コーティング付きサファイアクリスタル、100m防水、ムーヴメントは時刻表示部分はクォーツ、クロノグラフ部分は機械式のハイブリッド・メカ・クォーツだ。3時側のインダイアルは24時間計で、クルクル回る針がないのは物足りないが、その分、クロノグラフ秒針は機械式のように動くところがよい。満足感はかなり高い。
こちらは違うデザインだが同じムーヴメントの時計。ハイテンションですねー。気持ちは解る。
《関連記事》