チープカシオが話題になっている。私は最近、ハミルトンとかオメガについても書いたが、時計に凝り出す前から、ずっと気に入っているシチズンのチープ時計があるので、それについても書いてみよう。
CITIZEN Q&Qというシリーズの中のH970-214、白文字盤、黒アラビア数字で、伸縮ベルトが付いているものだ。学校や駅の時計のようで、とても見やすい。大きすぎず小さすぎないケース幅37mm。
私はやはり数字の形が好みじゃないと嫌なので、その点、この時計の数字はやや横幅が広く安定感があり、「4」のななめ棒がまるくなっているのがかわいい。他にも似た感じのはあるが、まったく同じものはなく、これだけなんだよね。針が細いのも好みだ。
これはもう三代目だ。過去のものは落として壊れてしまった。かっこ悪い伸縮ベルトは私にはゆるすぎてスッポ抜けてしまう。文字盤のデザインは好きなので、これの革ベルトがあればいいのにと思っていた。試しにベルトを付ける部分の金具を壊して、千円くらいの革ベルトを付けてみると、なんとうまくいった。
ケースはプラスチックでシルバーの塗装をしてあるが、端の方がはげてグレーになっている。ただ、プラスチックだけあって軽い。
着けているのを忘れる軽さというのは比喩ではなく、本当に忘れたことあるから。どういうことかというと、朝、あれ? いつも着けている時計がない、と思って別の時計を着けて出かけたら、この時計が服の下に隠れていて、時計を二本着けていたのだ。そのくらい軽い。
ソーラーで電池交換不要なのはいいが、寿命が来たらそれまでなのだ。この三代目で五年経つ。製造中止になって欲しくないなあ。