「 Blacken Darkin 」一覧

学天則 昭和初期の日本製ロボット 

学天則 昭和初期の日本製ロボット 

『ヒューゴの不思議な発明』の時代設定は1931年。ほぼ同時期の1928(昭和3)年に、日本で人造人間が作られた。京都で開かれた大礼記念博覧会に大阪毎日新聞社から出品された学...

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『ヒューゴの不思議な発明』 マーティン・スコセッシ監督 映画をめぐる少年少女の冒険

『ヒューゴの不思議な発明』 マーティン・スコセッシ監督 映画をめぐる少年少女の冒険

マーティン・スコセッシ監督の『ヒューゴの不思議な発明』は最高の映画ではないかもしれないが、作品世界が最高に私の好みの映画だ。1930年代、パリ、時計、歯車、機械人形、奇術、...

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ピラネージ「牢獄」

ピラネージ「牢獄」

ピラネージの「牢獄」についてはゴシック関連の本によく書いてあり、版画が1、2枚載っている。『オトラント城綺譚』のホ-レス・ウォルポール、『ヴァテック』のウィリアム・ベックフ...

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『令嬢クリスティナ』 女の幽霊の恋物語 

『令嬢クリスティナ』 女の幽霊の恋物語 

『令嬢クリスティナ』(ミルチャ・エリアーデ 作品社)の帯に「巨匠エリアーデが描いた妖しくもエロティックな吸血鬼伝説」とあるが、明らかな吸血シーンがあるわけではない。著者がル...

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毒の娘 死の接吻

毒の娘 死の接吻

「ラパチーニの娘」(ホーソーン 1844 『毒薬ミステリ傑作選』収録)も「毒の園」(ソログープ 1908 『書物の王国5 植物』収録)も、有毒植物を研究するマッド・サイエン...

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『モンパルナスの灯』 恋と病と貧困と モディリアーニの晩年

『モンパルナスの灯』 恋と病と貧困と モディリアーニの晩年

ジャック・ベッケル監督、ジェラール・フィリップ主演の『モンパルナスの灯』(1958)は主にパリで活動したイタリア人画家モディリアーニの伝記映画だ。見ていて、これはモンマルト...

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万年筆裏返し 塚本邦雄の方法

万年筆裏返し 塚本邦雄の方法

『うつつゆめもどき=毒舌いろは加留多』(塚本邦雄 創元社)を読んでいたら、驚くべき万年筆の使い方が載っていた。 私の万年筆の使い方は、もし万年筆評論家がいたとしたら(いる...

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『間諜X27』 変身する女スパイ マルレーネ・ディートリッヒ

『間諜X27』 変身する女スパイ マルレーネ・ディートリッヒ

『間諜X27』(1931)はアメリカ映画だが、監督のジョセフ・フォン・スタンバーグはオーストリア出身、主演のマルレーネ・ディートリッヒはドイツ出身で、セットや音楽に第一次大...

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恐怖までもアムール フランスの恐怖演劇グラン=ギニョル

恐怖までもアムール フランスの恐怖演劇グラン=ギニョル

1897年、モンマルトルの丘のふもとに、グラン=ギニョル座という劇場が生まれた。人々は身の毛もよだつようなスリルを求めて、夜な夜なその劇場につめかけた。そこで上演されていた...

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『もう森へなんか行かない』 エドゥアール・デュジャルダン フランス好きの私の好きな小説

『もう森へなんか行かない』 エドゥアール・デュジャルダン フランス好きの私の好きな小説

私はフランス好きです。はじめから意識的だったわけではなく、おしゃれなイメージを気取っているわけでもなく、たまたま気に入った本や映画や絵画にフランスのものが多かった。何となく...

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