霊鑑寺の十二支人形(江戸時代)の絵はがきを見たとき、日本人は昔から小さくてかわいいものが好きだったのだなあと思った。かなり前の話なので、当時はkawaiiが英語圏、フランス語圏に輸出されるとは予想もしていなかった。清少納言の『枕草子』(平安時代)には「うつくしきもの」(現代語でかわいらしいもの)という段がある。
久しぶりにその絵はがきを見て、kawaiiについて検索していると、なめ猫(1980年代)が出てきた。なめ猫も突然現れたのではなく、立っているかわいい動物の流れのひとつなのかもしれない。