神田の傘やの日本製で細身で手開きで骨10本の傘

記事「理想の傘がなかなかない 1980年代篇」に書いた、最近買った傘が届いた。神田の傘やの傘だ。

梱包は同居人に見られたら一発で中身がバレてしまう、こんな感じ。

傘 梱包

石突きはぼてっとしたプラスチックや寸詰まりではなく、スラッとしていて、色も形も完全に好みだ。目に刺さったら危険だから、あんな不格好なデザインが世にはばかっているのだろう。傘を横向きに握りしめて前後に振って歩いている奴が阿呆なのであって、短くても刺さるときは刺さる、傘は目を刺さない、人間が目を刺す。というか、侮辱してくる者がいたら、弱者を攻撃する者がいたら、そのときは容赦なく武器として使う。

傘 石突き

留める金具がボタンと輪なのもいいね。フォックス・アンブレラでも安めのクラスはマジックテープなのがいまいちなので、これは実にいい。

傘 ネームボタン

手元はもう少し濃い色の方が好みだが、これも木目が美しく、十分いい。玉留め(露先をまとめる金具)はイギリスのメーカーの傘は大抵キンキラキンで、このように渋い感じはなかなかない。

傘 手元

生地がてかっていて、私はマットな方が好みだが、商品の説明を読むと、いい糸を使った超撥水加工のいい生地らしい。下記は商品ページからの引用。

通常の8本骨の傘は開いた大きさが110cm、

骨の長さ65cm、開いた大きさ116cm、なんと6cmも大きい!

なぜなら、骨が10本・・・より円形に近いからなのです。

10本骨は骨数が多いから丈夫で独特のさし姿があります。

傘は骨数が多いほどエレガントに・・でもあまり多いと和傘の雰囲気に・・程よい骨数の10本です。

傘は雨を防げれば何でもよいわけではありません・・雨の日の男を引き立てるためのファッションアイテムです。

だから、使用部材も吟味ししっかりと仕立てなければなりません。

骨には伝統のスチール焼付け塗装のU字骨を使用し、上轆轤には樹脂製品が全盛ですがスチール製を使用。

そして、生地には超撥水加工のポリエステル生糸、減量加工をしないからギッチリとした打ち込みは鈍い光沢を生み出します。 ポリエステル生糸情報はこちら

傘の面持ちは風格がタップリ・・・モノにこだわる男心を満足させてくれます。

うん、いいね。日本製で細身で手開きで税込 7,560円、送料別。イギリスのメーカーに比べたら安い。あと3、4cm短ければもっとよかったが、イギリスのメーカーの傘でも、これで完璧というのはないはずだ。高額を出せばいいのがあるかもしれないが、値段とデザインのバランスを考えて、私にとっては今のところ一番よい選択だった。気に入った。


ショップからひとこと
職人手作りのおしゃれ傘がたくさん。 修理もするので壊れても安心! 傘もファッション同様こだわりましょう。

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