沢尻エリカがいいこと云った

週刊文春の記事「沢尻エリカが「別に~」事件の真相を打ち明けた!」に、騒動の直後に沢尻エリカから直接話を聞いたという友人の発言が載っている。これを読んで私は感動した。内容は、日本の映画やドラマは一生懸命作っていない、売れた小説や漫画の映画化が多すぎる、役をもらったら新しいことができないか必死に考えて行くのに現場はゆるくてなあなあ、そのくせ公開や放送の直前になったら必死に宣伝する、何故現場で一生懸命にならないのかということだ。ごもっともなことだ。これなら留学したこととも筋が通る。女優なのだから演技が駄目だったら批判されるべきだが、くだらないことでまわりがガタガタ騒いでるんじゃねえ。

私は今年、映画館には二回しか行っていない。観たのはヘンリー・ダーガーのドキュメンタリーと80年代のアメリカのドラマで、映画らしい映画は一本も観ていない。私は年に何百本も映画を観る映画狂ではないが、平均的な人よりは映画も映画館も好きな方だと思うのだが、払った金額の分だけ楽しめる確率がかなり低いことに気付いてしまった。映画を観ていないのに批判するのかと思う人もいるかもしれないが、小説や漫画が原作の日本映画がヴィスコンティ監督の『ベニスに死す』以上に素晴らしい可能性は200%ない。あったら教えてほしい。

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