映画『ラ・ラ・ランド』を見たとき、ライアン・ゴズリングが着けている腕時計がかっこいいなと思ったが、それがオメガのヴィンテージだと最近知った。
やっぱりこの映画おかしいね。おかしいから駄目だというのではなく、ちょっとおかしい映画は好きだ。見ていて、これは60年代の話なのか現代の話なのか判らず、途中でどうやら現代の話らしいことに気付くが、現代なら映画館でフィルムが燃えるなんてありえないのだから、やっぱりおかしい。最初から最後まで全部妄想なんじゃないかと誰かが書いていたが、私もそうかもしれないと思った。
『ラ・ラ・ランド』のヴィンテージ・オメガについて調べていて、興味深いブログ記事を見つけた。
作中でライアン・ゴズリングが右腕に時計を着けていて、元祖右腕時計はスティーヴ・マックィーンだというのだ。利き腕である右腕時計にすればカメラ映りが良い事をライアンはマックィーンから学んでいたはずとのことだ。
そんなことは全然知らずに、私はかなり長い間、右腕に時計を着けていた。森高千里の「GOOD-BYE SEASON」の「あなた真似して 変えたの 右手に 腕時計」という歌詞に影響されたのだ。
私もいい大人になってきたから、そろそろ普通に戻しましょうかというわけで、ここ数年は左手に着けていた。だが、右手に着けていたら、「左利きですか?」と声をかけられたこともあったなあ。右も悪くないのかもしれない。
そして、『ラ・ラ・ランド』の腕時計がオメガであることを知る直前に、私もオメガを落札した。デビル(デ・ヴィル ”De ville”)がかっこいいなと前から思っていたが、神戸の古着屋で実物を見て、物欲が高まっていた。今のゴッツい時計は金がないから買えないというよりはデザイン的に全然欲しいと思わない。このデビルは中古の安いものだが、シンプルで美しい。
これでタイプは違うが一応、ブランドは007や『ラ・ラ・ランド』と同じオメガ・オーナーだな!
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